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【材料】サンコーテクノ---メガソーラー建設における杭基礎工法で技術審査証明を取得


建設資材メーカーのサンコーテクノ<3435>は28日、メガソーラー(大規模太陽光発電施設)建設における杭基礎工法「ダイレクトアース工法」について、トータルシステム(製品名:ディー・アーススクリュー)として技術審査証明を取得したと発表した。

これまで、太陽光発電向けの杭基礎(軟弱な地盤での構造物建設の際に杭を打ち込んで構造物を支える基礎)においては、明確な設計指針や仕様規定が存在しなかったことから、技術的な根拠が不明確な部分があった。今回、同証明を取得したことによって、技術的な根拠が明確となり、信頼性の高いデータを提供できるようになった。

同社は、「ダイレクトアース工法」で同証明を取得したことを追い風として、今期中に全国50社の企業とパートナーシップを結び、同工法を用いたサービスについて合計100MW相当の発電規模のメガソーラーでの受注を目指す。

また、技術審査証明の取得はメガソーラー発電用だけでなく、建築基準法上の4号建築物(木造2階建住宅など小規模な木造建築物。居室を有しないものとの条件付き、例えば仮設トイレや喫煙ブースなど)での適用も視野に入っており、今後は建築・土木分野への用途開発も積極的に実施していく。

同社は、建設現場で利用されるファスニング材(工業用ファスナー、「留め具」)のメーカー。特に鉄筋コンクリートの壁面に器具等を取り付ける際の固定具である「あと施工アンカー」の市場においては、シェア40%強を有するトップ企業である。施工の際に不可欠な孔あけ用ドリルや、電動油圧工具等の製造販売においても中核メーカーの1社となっている。

《TM》

 提供:フィスコ

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