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【市況】【今日の相場見通し】本日の予想レンジ 15,500円~15,700円。

 本日の東京株式市場は、売り先行から小幅高での取引開始となり、その後は底堅い相場展開となるだろう。

 米ダウ平均は、欧米がロシアへの制裁強化を発表したことを受け、地政学リスクの高まりを嫌気し下落、その影響でシカゴの日経平均先物も、大証の終値に比べ(日中比)40円安(円建て)と、小幅ながらも値下がりして取引を終えているだけに、東京市場の朝方も売り優勢から、シカゴの清算値である15,600円前後にさや寄せしての取引開始となりそうだ。

 一巡後は、シカゴ24時間取引システム(GLOBEX)の米株価指数先物やアジア市場、そして為替市場を注視しての取引となるが、円安基調は継続されていることから、安値圏では輸出関連銘柄などに押し目買いが入り易く、大引け後に決算を発表した、コマツ(6301)【4-6月期(1Q)税引き前は19%増益で着地】・本田技研(7267)【今期税引き前を1%上方修正】などは、米ADRで上昇していることから、マーケット全体は比較的しっかりとした値動きとなる公算である。

 ただ、米FOMCの結果を見極めたいと、積極的な現物取引は見送られ、昨日の東証1部出来高は今月最低記録するなど、先物主導の上昇展開が続いているが、午後の取引では、公表を前に先物を中心とした手仕舞い売りが出易くなることから、利益確定は早めに済ましておく方が無難だろう。

 テクニカル的には、懸念材料であったドル/円のチャートも、上値抵抗線である75日移動平均線(101円93銭)突破を果たしていることから、本日の取引で同移動平均線を維持出来れば、大きな波乱はなさそうだ。

 本日の予想レンジ 15,500円~15,700円。(ストック・データバンク 編集部)

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