【市況】ちょうど良い一服といった展開か/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
29日のNY市場は下落。欧州連合がロシア制裁の強化を決定したことをきっかけに下落に転じた。午後に入ってオバマ大統領が会見で、米国も欧州と足踏みを揃え制裁を強化することを表明すると引けにかけて下げ幅を拡大する展開となった。ダウ平均は70.48ドル安の16912.11、ナスダックは2.21ポイント安の4442.70。シカゴ日経225先物清算値は大阪比40円安の15600円。
地政学リスクを警戒したリスク回避姿勢により、利食い優勢の展開になりそうだ。ただし、主要企業の好調な決算が続く中、押し目買い意欲は強いと考えられる。
日経平均は昨日の上昇でボリンジャーバンドの+2σを突破してきており、短期的な過熱感が警戒されやすいところであり、ちょうど良い一服といった展開か。一方、週足のボリンジャーバンドでは+1σを支持線として機能させての下値切り上げが続いている。直近のもち合いレンジの上限である15500円処も支持線として意識されそうである。
日足の+2σが15500円辺りに位置しており、これを挟んでの15500-15600円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 15600円-下限 15500円
《TM》
提供:フィスコ