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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):Mスター、OCHIHD、レーザーテク、アールテック

■モーニングスター <4765> 278円  +21 (+8.2%)   本日終値
 Mスター <4765> [JQ]が続急伸。日経新聞が23日付で「モーニングスターの2014年4~6月期の連結営業利益は、前年同期比13%増の3億2000万円程度だったようだ。4~6月期として過去最高となる」と報じたことが買い材料視された。報道によると、金融機関向けのファンドデータの販売事業が好調だったうえ、確定拠出年金を導入する企業向けの投資教育事業が伸び、資産運用セミナー事業の苦戦を補ったという。投資家向け広報(IR)事業の伸びを背景に、15年3月期通期(会社側計画は非開示)も最高益を更新する公算が大きいと伝えており、好業績を期待する買いを誘った。

■OCHIHD <3166> 988円  +55 (+5.9%)   本日終値
 22日、OCHIHD <3166> [東証2]が8月31日現在の株主を対象に1→1.5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■レーザーテック <6920> 1,045円  +51 (+5.1%)   本日終値
 22日、レーザーテク <6920> が14年6月期の連結経常利益を従来予想の22.5億円→31.6億円40.5%上方修正。従来の11.3%減益予想から一転して24.6%増益見通しとなったことが買い材料。原価低減や研究開発費の次期へのずれ込みなどによる販管費の減少が利益を押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を20円→27円(前の期は1→2の株式分割前で48円)に増額修正した。

■アールテック・ウエノ <4573> 1,420円  +38 (+2.8%)   本日終値
 22日、アールテック <4573> [JQ]が網膜色素変性治療薬として開発中の「UF-021(イソプロピル ウノプロストン、以下ウノプロストン)」の網膜色素変性を対象とするオーファンドラッグ指定について、厚生労働省に申請したと発表したことが買い材料。オーファンドラッグ指定は、医療上必要性が高く、生命にかかわる重篤な疾患で、かつ国内の患者数が5万人未満の希少疾患用医薬品の研究開発を促すために設けられた制度。オーファンドラッグ指定を受けると、製造販売承認審査手続きにおける優先審査、国からの研究開発費の助成といった優遇措置が付与される。

■キャンドゥ <2698> 1,623円  +41 (+2.6%)   本日終値
 22日、キャンドゥ <2698> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.17%にあたる36万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料。うち、0.76%にあたる12万6400株(金額で1億9996万4800円)を上限に、23日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNet-3」で自社株買い(買い付け価格は22日終値1582円)を実施。1.41%にあたる23万3600株(金額で3億円)を上限に24日から9月3日の期間内に市場買い付けを行う。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■日本BS放送 <9414> 2,155円  +44 (+2.1%)   本日終値
 22日、BS11 <9414> [東証2]が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。毎年8月末日、2月末日現在で100株以上保有の株主を対象に、ショッピング専門チャンネルとして国内最大手である「ショップチャンネル」で利用できる1000円相当の「お買い物優待券」を贈呈する。株主還元の強化を好感する買いが向かった。

■アンジェス MG <4563> 392円  -72 (-15.5%)   本日終値
 22日に発表した「ライツイシューで最大90億円強調達」が売り材料。
 株主に対し新株予約権の無償割り当て(ライツイシュー)を実施。新株予約権を3240万株強発行し、手取概算額で最大91億3432万円の資金を調達。

■沖電線 <5815> 325円  -14 (-4.1%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 22日、東証と日証金が沖電線 <5815> について23日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の50%以上(うち現金を20%以上)→70%以上(うち現金を40%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の50%(うち現金を20%)→70%(うち現金を40%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■アイティフォー <4743> 442円  -14 (-3.1%)   本日終値
 22日、ITFOR <4743> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比82.2%減の3800万円に大きく落ち込んだことが嫌気された。大手通信会社向けネットワーク機器が伸び3.4%増収を確保したものの、金融機関向け債権管理システム開発に伴う人件費増などが利益を圧迫した。上期(4-9月)計画の4億円に対する進捗率が僅か9.5%にとどまったことも売りを誘った。

■ストリーム <3071> 1,500円  -10 (-0.7%)   本日終値
 22日、東証と日証金がストリーム <3071> [東証M]について23日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

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