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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):JAM、サイバダイン、学研HD、ミクシィ

■JAM <8922> 186円  +36 (+24.0%) 一時ストップ高    本日終値
 22日に業績修正を発表。「非開示だった今期経常は5.4倍増で8期ぶり最高益更新へ」が好感された。
 JAM <8922> [東証M] が7月22日大引け後(16:30)に非開示だった業績見通しを発表。15年3月期の業績予想は経常利益(非連結)が前期連結比5.4倍の43億円を見込み、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しと発表した。
  ⇒⇒JAMの詳しい業績推移表を見る

■CYBERDYNE <7779> 13,980円  +2,190 (+18.6%)   本日終値
 SMBC日興証券が22日付で、サイバダイン <7779> [東証M]の投資判断を新規に「1(強気)」とし、目標株価を1万6000円に設定したことが買い材料視された。リポートによると、同社は国際標準化機構(ISO)内のメディカルロボット委員会のエキスパートメンバーとして「ルールを作る立場」にもあり、この分野で最先端を走っている。現在、日本・ドイツ・米国だけでも麻痺などの運動障害をきたす疾患患者は1100万人を超えており、ロボットスーツHALによる治療が加速度的に広がると指摘している。また、短期的には米国でのFDA申請、日本での治験終了・薬事申請・介護保険適用、15年3月期下期黒字転換などがカタリストになると予想している。

■学研ホールディングス <9470> 297円  +15 (+5.3%)   本日終値
 学研HD <9470> が急伸。日経新聞が23日付で「政府は高齢者に偏る金融資産の子や孫への移転を促す。祖父母が孫に教育資金を贈った場合、1500万円まで贈与税がかからない制度を延長する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「2015年末としていた期限を2~3年延ばす」としており、学習参考書を展開する同社のほか、学習塾を手掛ける、リソー教育 <4714> 、東京個別 <4745> 、栄光HD <6053> [東証2]のほか、資格取得スクールを展開するTAC <4319> などが買われた。

■ミクシィ <2121> 4,040円  +130 (+3.3%)   本日終値
 22日、東証が23日売買分からミクシィ <2121> [東証M]に対する信用取引の臨時措置(委託保証金率を70%以上[うち現金40%以上]とする)を解除すると発表したことが好感された。日証金も増担保金徴収措置の解除を発表しており、信用規制の解除により、資金流入の活発化を期待する買いが向かった。また、前日昼にスマートフォン向けゲーム「モンスターストライク」の世界累計での利用者数が1000万人を突破したと発表したことも改めて買い材料視された。13年10月に公開された同タイトルは、最近は約20日ごとに100万人のペースで利用者が増えているとされ、1000万人達成に約1年を要したガンホーの「パズル&ドラゴンズ」を上回るペースで利用者を拡大している。

■ジャムコ <7408> 1,864円  +33 (+1.8%)   本日終値
 ジャムコ <7408> [東証2]が続伸。日経新聞が23日付で「航空機用内装品を手掛けるジャムコの2014年4-6月期は、連結純利益が前年同期の約2.7倍の4億円前後となったもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「世界での航空輸送需要の増加を追い風に、化粧室(ラバトリー)など内装品事業が伸びた」という。米ボーイング787向けの内装品や、新規に参入したシート事業好調による業績拡大を好感した買いが向かった。

■総合メディカル <4775> 5,130円  +70 (+1.4%)   本日終値
 野村証券が22日付で総合メディ <4775> の投資判断「バイ(買い)」を継続し、目標株価を5000円→6000円に増額したことが買い材料視された。同証券では、DtoD(医師の開業・転職支援)実績の増加や医療モールと調剤薬局の複合展開の進展を踏まえ、15年3月期の連結営業利益を従来予想の53.5億円→54.6億円(会社側計画は52.1億円)に上方修正。続く16年3月期も59.5億円→60.6億円に引き上げた。また、コンサルなど収益源の多様化、調剤報酬改定の影響が軽微なことを評価し、妥当PERを12倍→14倍に見直した。

■メルコホールディングス <6676> 2,254円  +18 (+0.8%)   本日終値
 22日、メルコ <6676> が決算を発表。15年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益が前年同期比3.0倍の13.8億円に急拡大して着地したことが買い材料。低収益製品の販売抑制やパソコン周辺機器の販売低迷などで20.2%の大幅減収となったものの、原価低減やコスト削減で補った。ネットワーク対応ハードディスク(NAS)など高付加価値製品の販売が伸びたことも大幅増益に貢献した。上期(4-9月)計画の17億円に対する進捗率が81.5%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■UBIC <2158> 1,038円  -95 (-8.4%)   本日終値
 22日、東証と日証金がUBIC <2158> [東証M]について23日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■宮越ホールディングス <6620> 919円  +150 (+19.5%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率2位
 23日午前、宮越HD <6620> が15年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結最終利益を従来予想の1.3億円→28.2億円(前年同期は0.4億円)に21倍上方修正したことが買い材料。連結子会社の深セン皇冠(中国)電子有限公司が所有する固定資産の一部譲渡により、特別利益39億8900万円が発生することが利益を押し上げる。上期の増額分を上乗せする形で、通期の最終利益も従来予想の3.1億円→30億円(前期は3億円)に9.7倍上方修正した。

■レカム <3323> 89円  +11 (+14.1%)   本日終値
 23日前場、エフティコム <2763> [JQ]と資本業務提携を結んだと発表したことが買い材料。
 22日に発表した「BPO事業を手掛けるHJ社を子会社化」が買い材料。
 BPO事業を手掛けるHJ社を子会社化。15年9月期以降の業績に与える影響は、HJ社の持つコンサルティングノウハウの活用により連結ベースで1億円程度の増収、BPO事業の統合によるHJ社の間接コスト削減や顧客基盤の活用などのシナジー効果により営業利益で200-300万円の増加を見込む。

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