【市況】(香港)HKMAが連日で為替介入、香港ドルの高止まり続く
香港ドルの対米ドル相場が、ペッグ制に基づく許容変動幅の上限に引き続き張り付く展開となっている。香港ドル高の抑制に向け、香港金融管理局(HKMA)は連日で為替介入を実施。地元紙「明報」によれば、9日と10日で計3回、総額69億HKドル(約897億円)の米ドル買い介入を行ったという。
HKMAは今月に入り、これで計8回の介入を実施したことになる。香港ドル高の背景としては、企業の配当支払いや新規株式公開(IPO)の増加などの影響が指摘されている。
《NT》
提供:フィスコ