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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ソフトブレン、暁飯島工業、フュトレック、新星堂

■ソフトブレーン <4779> 325円  +80 (+32.7%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 3日にソフトブレン <4779> が米アップル社の認定を受けて「アップル コンサルタント・ネットワーク」に参加したと発表したことが引き続き買い材料視された。

■暁飯島工業 <1997> 171円  +28 (+19.6%)   本日終値
 4日、暁飯島工業 <1997> [JQ] が14年8月期経常利益(非連結)を従来予想の2億2000万円→3億2000万円に45.5%上方修正。従来の18.2%減益予想から一転して19.0%増益見通しとなったことが買い材料。手持ち工事の進捗状況から売上が計画を下回るものの、工事利益率が想定を上回ることが利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが12.1倍→7.9倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■フュートレック <2468> 638円  +100 (+18.6%) ストップ高    本日終値
 フュトレック <2468> [東証M]がストップ高。日経新聞が5日付で「音声認識ソフト開発のフュートレックは年内をめどに、米アップルのスマートフォン(スマホ)『iPhone(アイフォーン)』などで録音した音声データを最短2日で文書ファイルにするサービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、同サービスに強い米トランスクライブミー社に出資し、日本語や英語、スペイン語など7ヵ国語に対応したサービスを提供する。料金は音声ファイル1時間分で約2万円を想定し、3年後に3億円の売上高を計画しているという。報道を受けて、新サービスによる中期的な収益貢献に期待する買いが殺到した。

■新星堂 <7415> 239円  +21 (+9.6%) 一時ストップ高    本日終値
 4日、新星堂 <7415> [JQ] が決算を発表。15年2月期第1四半期(3-5月)の経常損益(非連結)が5700万円の黒字(前年同期は1億4300万円の赤字)に浮上したことが買い材料。集客力の高いイベント連動型5店舗の出店効果に加え、親会社ワンダコーポ <3344> [JQ]との管理部統合などグループ内で二重コスト削減やノウハウの共有を推し進めたことが寄与した。上期(3-8月)計画の6000万円に対する進捗率が95.0%に達したことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■岡野バルブ製造 <6492> 374円  +32 (+9.4%)   本日終値
 4日、岡野バ <6492> [東証2] が決算を発表。14年11月期上期(13年12月-14年5月)の連結経常損益が1.9億円の黒字(前年同期は1.9億円の赤字)に浮上したことが買い材料。国内原発の稼働停止が続く中、バルブ事業が国内で前年並みの売上高を確保する一方、海外では台湾やインド、ベトナムなどの新設プラント案件を主力に売上が伸びた。メンテナンス事業で中規模ながら採算性の高い原子力関連の工事を売上に計上したことも利益を押し上げた。直近3ヵ月の実績である3-5月(第2四半期)の経常利益は前年同期比4.1倍の3.5億円に急拡大した。

■地盤ネット <6072> 1,081円  +61 (+6.0%)   本日終値
 4日、地盤ネット <6072> [東証M]が、5月に公開した「地盤安心マップ」のアクセス数合計が10 万件を突破したと発表したことが買い材料。「地盤安心マップ」は同社が解析した地盤判定結果(地盤改良工事の要・不要)に加え、標高マップや旧版地形図、地形区分図、地質図、災害履歴、土砂災害危険箇所といった各種の地盤情報マップを1つの地図情報システム上に集約した無料サービス。「見える化」による地盤情報の浸透に伴う地盤解析・補償サービスの拡大に期待する買いが向かった。

■ケンコーコム <3325> 1,319円  +63 (+5.0%)   本日終値
 ケンコーコム <3325> [東証M]が大幅反発。日経新聞が6日付で「楽天子会社のネット通販大手ケンコーコムは年内に香港に物流拠点を設けて台湾やマレーシア市場に参入する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「台湾やマレーシアで楽天が運営する仮想商店街に出店し、日本製のシャンプーや紙おむつ、化粧品、健康食品などを販売する」としている。また、中国のアリババ集団のネット通販を通じて参入した中国やシンガポールでは取り扱い商品を2-3倍にするなど、拡大が見込めるアジア市場への攻勢に期待が高まった。

■東洋電機製造 <6505> 439円  +18 (+4.3%)   本日終値
 東洋電 <6505> が大幅続伸。日経新聞が5日付で「東洋電機製造の2015年5月期の連結純利益は前期推定比2倍の12億円になる見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると、中国や北米向けに鉄道車両電機品が好調なうえ、工場用設備などの産業機器も国内を中心に需要が回復するという。前期の純利益は前の期比1割減の6億円強と会社計画の7.5億円を下振れたもようと伝えているが、今期業績のV字回復に期待する買いが向かった。

■スカイマーク <9204> 289円  +6 (+2.1%)   本日終値
 SMBC日興証券が4日付でスカイマーク <9204> の投資判断を「3(弱気)→2(中立)」に引き上げたことが買い材料視された。なお、目標株価は280円を継続。リポートでは、1月以降の株価下落により国内線の苦戦は概ね織り込まれたと判断。今後の株価カタリストとしては納入の遅れがアナウンスされている国際線事業向け機材「A380」の追加情報や調達過程での経営判断(決算説明会では、さらなる円安が進んだ場合、発注キャンセルの可能性も示唆)が注目点になるとみている。同証券では、15年3月期の営業損益(非連結)を従来予想の63億円の赤字→24億円の赤字(会社計画は3億円の黒字)に上方修正した。国際線の納入・就航時期が不透明さを増したことを理由に、国際線の業績予想を除いたことなどが予想引き上げの主因。

■三光合成 <7888> 303円  +6 (+2.0%)   本日終値
 4日、三光合成 <7888> [JQ] が決算を発表。14年5月期の連結経常利益は前の期比45.2%減の15.5億円に落ち込んだが、続く15年5月期は前期比16.0%増の18億円に回復する見通しとなったことが買い材料。今期はメキシコとフィリピンの新工場の本格稼働などが寄与し、4.1%の増収を見込む。高付加価値製品の強化や原価低減も増益に貢献する。業績回復に伴い、今期の年間配当は1円増の8円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが7.0倍→5.2倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも好感された。

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