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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):アスクル、ベルク、ファミリーM、積水化

■アスクル <2678> 3,165円  +308 (+10.8%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 4日、アスクル <2678> が決算を発表。14年5月期の連結経常利益は前の期比38.6%減の44.4億円に落ち込んだが、従来予想の40億円を上回って着地。続く15年5月期は前期比45.2%増の64.6億円にV字回復する見通しとなったことが買い材料。今期も個人向け「LOHACO」の売上が拡大するほか、好採算のメディカル事業や工場・建設現場向け商材が伸びる。新物流センターや「LOHACO」の立ち上げ費用が一巡するうえ、物流センターの生産性向上も利益を押し上げる。同時に、弁当・ケータリングの総合宅配サービス「ごちクル」を運営するスターフェスティバルと業務・資本提携すると発表したことも好感された。

■ベルク <9974> 2,680円  +184 (+7.4%)   本日終値
 4日に決算を発表。「3-5月期(1Q)経常は18%増益で着地」が好感された。
 ベルク <9974> が7月4日大引け後(15:00)に決算を発表。15年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比17.7%増の19億円に伸び、3-8月期(上期)計画の36.5億円に対する進捗率は52.2%に達し、5年平均の44.1%も上回った。
  ⇒⇒ベルクの詳しい業績推移表を見る

■ファミリーマート <8028> 4,550円  +200 (+4.6%)   本日終値
 ファミリーM <8028> が大幅高。4日、伊藤忠 <8001> が同社株5.35%(507万0300株)を買い増し、保有比率を現在の31.7%→37%に引き上げると発表したことが買い材料視された。買付予定期間は7月7日~15年3月31日までで、当面の需給改善や伊藤忠との連携強化による海外事業の立て直しなど、収益力強化を期待した買いが向かった。

■積水化学工業 <4204> 1,238円  +24 (+2.0%)   本日終値
 積水化 <4204> が反発。日経新聞が5日付で「積水化学工業は配水管など老朽化したインフラの更新需要に備え、人材育成を急ぐ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「滋賀栗東工場(滋賀県栗東市)内に今春設立した『学校』を使い、『土木施工管理技士』などインフラ関連の国家資格を持つ社員数を2016年までに現在の100人から3倍の300人に引き上げる」という。今後、下水管の置き換え工事需要の高まりが期待されているだけに、早期の人材育成を評価する買いが向かった。

■アサヒ <2502> 3,270円  +38 (+1.2%)   本日終値
 アサヒ <2502> が続伸。日経新聞が5日付で「アサヒグループホールディングスの2014年1~6月期連結営業利益は、前年同期比約1割増の400億円超になったようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「従来予想は370億円で1~6月期として過去最高になった」という。高級ビール「ドライプレミアム」の販売が想定を上回ったことで消費増税の影響を吸収したとしており、業績好調報道を好感した買いが向かった。

■トーセイ <8923> 732円  -49 (-6.3%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 4日に決算を発表。「上期税引き前が12%減益で着地・3-5月期も31%減益」が嫌気された。
 トーセイ <8923> が7月4日大引け後(15:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。14年11月期第2四半期累計(13年12月-14年5月)の連結税引き前利益は前年同期比12.0%減の21億円に減った。
  ⇒⇒トーセイの詳しい業績推移表を見る

■イオン <8267> 1,190円  -64 (-5.1%)   本日終値  東証1部 下落率6位
 4日、イオン <8267> が決算を発表。15年2月期第1四半期(3-5月)の連結最終利益が前年同期比90.1%減の13.1億円に落ち込んだことが売り材料。クレジットカードなど総合金融事業は好調だったものの、消費増税で節約志向が強まるなか、魅力ある低価格品などを打ち出せなかったことにより集客力が鈍り、総合スーパー(GMS)事業が赤字になったことが響いた。

■ダイソー <4046> 361円  -16 (-4.2%)   本日終値  東証1部 下落率7位
 4日、ダイソー <4046> が100億円の新株予約権付社債(転換社債=CB)を発行すると発表したことが嫌気された。調達資金のうち80億円を樹脂製造設備の増強や研究開発棟建設など設備投資に充て、残りは借入金の返済や運転資金などに充てる。CB発行により直近の発行済株式総数に対する潜在株式数の比率は18.33%となる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■ジェイアイエヌ <3046> 3,200円  -120 (-3.6%)   本日終値  東証1部 下落率10位
 4日、JIN <3046> が月次売上状況(速報)を発表。14年6月度の既存店売上高は前年同月比25.1%減と10ヵ月連続で減少となったことが嫌気された。消費増税の影響でアイウエア専門店の売上が減っていることや、11年6月度から人気化した「JINS PC」の反動減が響いた。

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