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【市況】(香港)香港ドル相場の高止まり続く、HKMAは為替介入を継続


香港ドルの対米ドル相場が高止まりし、きのう2日も引き続きペッグ制に基づく許容変動幅の上限(1米ドル=7.75HKドル)近辺での推移となった。香港ドル高の進行を抑制するため、中央銀行に当たる香港金融管理局(HKMA)は同日も為替介入を実施。約1年半ぶりの介入となった1日以降、その規模は計162億6700万HKドル(約2136億円)に達した。

企業の配当支払いやM&Aなどが香港ドル需要の拡大につながっている。また、過去に香港ドル相場が許容変動幅の上限に達したケースではいずれも香港株が大きく上昇していたことから、市場では資金流入による株高期待が強まっている状況だ。なお、前日の香港市場ではハンセン指数が半年ぶりに終値の年初来高値を更新。メインボードの売買代金は733億HKドルと、約1カ月ぶりの規模に膨らんでいる。

《NT》

 提供:フィスコ

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