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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):戸田建、リンテック、ニトリHD、化工機

■戸田建設 <1860> 403円  +32 (+8.6%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 25日、戸田建 <1860> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.57%にあたる800万株(金額で30億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は7月1日から8月29日まで。

■リンテック <7966> 2,009円  +35 (+1.8%)   本日終値
 リンテック <7966> が反発。日経新聞が26日付で「シールやラベルに使う粘着素材を手掛けるリンテックの2014年4~6月期の連結営業利益は前年同期比で2割以上増え、40億円弱となる見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマートフォン(スマホ)やタブレット端末の需要拡大に伴い、半導体製造用のテープが伸びた」という。主力の電子・光学部門では半導体製造用テープのほか、スマホなどに搭載する積層セラミックコンデンサー製造用コートフィルムも堅調だったとしており、業績好調報道を好感した買いが向かった。

■ニトリホールディングス <9843> 5,190円  +30 (+0.6%)   本日終値
 ニトリHD <9843> が3日続伸。日経新聞が26日付で「家具チェーン最大手、ニトリホールディングスの2014年3~5月期連結営業利益は210億円強と前年同期比1割以上増え、3年連続で過去最高益を更新したもようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「品質を引き上げる代わりにやや価格が高めの商品の売れ行きが伸びた」という。消費増税による影響と円安による輸入採算の悪化を、コスト削減によって吸収するとしており、27日発表予定の第1四半期決算発表を控え、好業績を期待する買いが向かった。

■三菱化工機 <6331> 277円  +70 (+33.8%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 化工機 <6331> や岩谷産 <8088> 、中国工 <5974> 、加地テック <6391> [東証2]といった水素ステーション関連株の一角が高い。25日、トヨタ <7203> が二酸化炭素や排ガスを出さず、水しか排出しない「究極のエコカー」である燃料電池車を14年度中に世界に先駆けて日本で市販すると発表。これを受けて一部メディアが26日付で「政府も普及の課題となる水素ステーションなどインフラ整備を規制緩和で後押しする」と報じたことから、インフラ整備の加速によるビジネスチャンスの拡大を期待する買いが関連株に向かった。

■ダイヤモンドダイニング <3073> 1,983円  +400 (+25.3%) ストップ高    本日終値
 25日、Dダイニング <3073> [JQ]が15年2月期上期(3-8月)期の連結経常利益を従来予想の7000万円→3億7800万円に5.4倍上方修正。従来の76.7%減益予想から一転して26.0%増益見通しとなったことが買い材料。消費増税後も利益率の高い業態を中心に既存店売上が堅調なことが利益を押し上げる。前期までの業態転換効果も増益に貢献した。上期増額分を上乗せする形で、通期の同利益も5億0700万円→8億1500万円に60.7%上方修正。従来の34.7%減益予想から一転して4.9%増益見通しとなった。

■オンコリス <4588> 921円  +150 (+19.5%) ストップ高    本日終値
 25日、オンコリス <4588> [東証M]が腫瘍溶解ウイルス「OBP-301(テロメライシン)」の用途に関する特許が日本で特許査定を受けたと発表したことが買い材料。物質特許に続いて今回査定を受けた特許は、放射線や既存の抗がん剤による治療で耐性を獲得した腫瘍に対して「テロメライシン」を投与することで、優れた有効性が期待されるがん治療法を提供するもの。

■アドバンスト・メディア <3773> 1,341円  +196 (+17.1%) 一時ストップ高    本日終値
 25日、AMI <3773> [東証M]が、ソフトバンクモバイルと音声認識ソリューションの販売パートナー契約を締結したと発表したことが買い材料視された。今回のソフトバンクモバイルとのパートナー提携により、法人・コンシューマー向けの音声認識サービス販売と、大規模コールセンターを対象とした対応音声認識システム販売を展開する。また、販売展開にあたり、同社では音声認識を活用した各ソリューションの提供・サービス支援を行い、ソフトバンクモバイルも販売に協力していくとしている。

■ファルコSD <4671> 1,240円  +146 (+13.4%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 25日、ファルコSD <4671> が株主優待制度を新設すると発表したことが買い材料。9月30日現在で100株以上保有の株主を対象に、一律QUOカード1000円分を贈呈する。株主還元の強化を好感する買いが殺到した。

■盟和産業 <7284> 130円  +6 (+4.8%)   本日終値
 盟和産 <7284> [東証2]が大幅反発。日経新聞が26日付で「自動車内装部品を手がける盟和産業が海外事業を強化する。2019年3月期の海外事業の営業利益は、前期の5倍強の6億円となる見通し」と報じたことが買い材料視された。報道によると、主要顧客の日本の完成車大手が北米やアジアで販売を伸ばしているのに合わせて、生産拠点を中国から米国やタイに広げ受注獲得を急ぐ。連結営業利益に占める海外の構成比は前期の2割から4割に高めるという。海外事業の強化による収益貢献に期待する買いが向かった。

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