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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):セキュアヴェ、共同印、ラクオリア、EAJ

■セキュアヴェイル <3042> 441円  +23 (+5.5%)   本日終値
 セキュアヴェ <3042> [JQG]が急反発。日経産業新聞が24日付で「ネットワークセキュリティー企業のセキュアヴェイルは6月末にも、企業などが持つパソコンやサーバーの故障を事前に予測したり、故障発生時に原因分析を支援したりするサービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、顧客企業のパソコンやサーバーの使用状況を示す「ログ」と呼ばれる情報をクラウド上に蓄積し、故障の予兆となる動きを検知すると、顧客企業のシステム管理者に事前に通知する。早期の改善策により故障を回避しやすくなり、システム管理の効率化につながるという。初年度に20万台分の契約を目指すとしており、今後の業績貢献に期待する買いが向かった。

■共同印刷 <7914> 318円  +14 (+4.6%)   本日終値
 共同印 <7914> が3日続伸。日経新聞が24日付で「共同印刷は2017年3月期に連結経常利益を50億円と前期比1.8倍に拡大させる計画だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「景況感の改善に加え、東京オリンピックの開催に向けてダイレクトメールやカタログの販売が増える見通し。需要増で採算重視の受注が可能になり、利益率の改善も進みそうだ」という。ダイレクトメールやカタログなどの商業印刷が拡大する見通しで、利益率の改善報道を好感した買いが向かった。

■ラクオリア創薬 <4579> 652円  +28 (+4.5%)   本日終値
 23日、ラクオリア <4579> [JQG]が、アシッドポンプ拮抗薬の治験実施施設との治験実施契約を締結し、第1相臨床試験を開始したことが買い材料視された。 同薬は胃食道逆流症治療用として開発中で、今回の臨床試験で、日本人における安全性、忍容性、薬物動態の確認とともに、バイオマーカーを用いて胃酸分泌の抑制などの薬理学的な性質についても検討するという。また、胃食道逆流症治療薬としての第一選択薬であるプロトンポンプ阻害薬では充分な治療効果が得られない患者にとって新しい治療の選択肢となることが期待される。

■EAJ <6063> 1,328円  +23 (+1.8%)   本日終値
 23日、EAJ <6063> [JQ]が、スイスのアシスタンス会社であるアシスト・カード・インターナショナル(ACI)と包括業務提携を結んだと発表したことが買い材料。ACIは医療・旅行関連アシスタンス事業を世界116ヵ国で展開し、特に中南米におけるアシスタンス・サービス提供では抜群の品質と安定性を誇る。同社はACIと中南米での高度なサービスを織り込んだ医療アシスタンス商品を日本企業向けに共同開発・販売することも計画しており、中南米を軸にした提携による相乗効果に期待する買いが向かった。

■フジオフードシステム <2752> 2,797円  +46 (+1.7%)   本日終値
 23日、フジオフード <2752> [JQG] が14年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の9.7億円→12.8億円に31.1%上方修正。増益率が10.5%増→45.0%増に拡大し、従来の2期連続での上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。既存店売上が堅調に推移する中、仕入れコストや店舗運営コストの削減が利益を押し上げる。上期増額分を上乗せする形で、通期の経常利益も24.9億円→28億円に12.4%上方修正。増益率が19.6%増→34.5%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■アーク <7873> 205円  -80 (-28.1%) ストップ安    本日終値  東証1部 下落率トップ
 23日、アーク <7873> が、オリックス <8591> が子会社OPI・11を通じて同社に対するTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。前日にはオリックス傘下入りによる再建の進展期待からストップ高を演じていたが、明らかとなったTOB価格が前日終値を80.7%下回る1株55円とあって失望売りが膨らんだ。オリックスは議決権ベースで81%の株式を取得して同社を連結子会社化する。買付期間は24日から8月19日まで。買収後も上場は維持の予定。

■ADプラズマ <6668> 11,780円  -810 (-6.4%)   本日終値
 23日、東証と日証金がADプラズマ <6668> [東証M]について24日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■フィックスターズ <3687> 18,930円  -660 (-3.4%)   本日終値
 23日、東証と日証金がFスターズ <3687> [東証M]について24日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の70%以上(うち現金を40%以上)→90%以上(うち現金を60%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の70%(うち現金を40%)→90%(うち現金を60%)とする。信用規制強化による人気離散を警戒した売りが向かった。

■コロプラ <3668> 2,912円  +113 (+4.0%)   本日終値
 23日に発表した「『軍勢RPG 蒼の三国志』が18日付で累計600万ダウンロードを突破」が買い材料。

■セイコーエプソン <6724> 4,330円  +125 (+3.0%)   本日終値
 24日付の朝刊で「年金給付削減が4-6月営業益を300億円押し上げ。期初時点で200億円程度のプラス影響を今期予想に織り込み済み」と一部報じられたことが買い材料視された。

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