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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ケネディクス、野村総研、武田、テラプローブ

■ケネディクス <4321> 496円  +24 (+5.1%)   本日終値
 19日、ケネディクス <4321> が、子会社が保有するガソリンスタンド19件の売却に伴い、譲渡益6億7200万円が発生すると発表したことが買い材料。14年12月期決算で営業利益約6億円を計上する見込みだが、従来の業績予想を据え置いた。

■野村総合研究所 <4307> 3,290円  +20 (+0.6%)   本日終値
 野村総研 <4307> が5日ぶりに反発。日経新聞が20日付で「野村総合研究所の2014年4~6月期の連結営業利益は100億円強と前年同期比でほぼ横ばいになる見通しだ。4~6月期として過去最高だった07年の107億円に次ぐ水準になりそうだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「株式市場の売買代金が前年同期と比べて減少し株式売買システムの運用収入は減るが、国内企業のIT(情報技術)投資拡大を背景にシステム開発の伸びで吸収する」という。企業業績の回復を追い風に、製造業や流通業向けのシステム開発も堅調に推移しているとしており、堅調な業績報道を好感した買いが向かった。

■武田薬品工業 <4502> 4,841円  -35 (-0.7%)   本日終値
 19日、武田 <4502> が日本や米国、欧州で開発していた前立腺がん治療薬候補「TAK-700」の開発を中止すると発表したことが売り材料。開発を中止した理由は、同社が化学療法を受けていない転移性・去勢抵抗性前立腺がん患者を対象に、臨床試験を実施した結果、主要評価項目の1つの全生存期間で改善がみられなかったためだという。将来の収益の牽引役の1つとして期待されていただけに、失望売りが向かった。

■テラプローブ <6627> 1,350円  +300 (+28.6%) ストップ高    本日終値
 20日、日本マイクロニクスと共同で進めていたモバイル用メモリ向けの効果的なテスティング方法の確立を実現し、提供を開始したと発表したことが買い材料。

■豆蔵ホールディングス <3756> 558円  +42 (+8.1%) 一時ストップ高    本日  日経新聞が19日付で「豆蔵ホールディングスは日本マイクロソフトと組み、低コストで動画などのコンテンツ配信ができるクラウドサービスを7月に始める」と報じたことが引き続き買い材料視された。

■MUTOH <7999> 470円  +27 (+6.1%)   本日終値
 MUTOH <7999> が続急伸。日経産業新聞が20日付で「MUTOHホールディングスは仏系ベンチャーと組み、プリクラ感覚で自分の顔のフィギュアを製作できるサービスを始める」と報じたことが買い材料視された。報道によると、商業施設の一角などに3D撮影機を置き、顔の立体図面を作製。好みの服装や髪型を選ぶと、約1週間で3Dプリンターで造形した手のひら大の人形が届くという。まず、首都圏を中心に直営店を10店程度設置し、来年度中に全国100店に広げる計画。3Dプリンターを使った手軽な個人向けサービスとして需要の掘り起こしに期待する買いが向かった。

■住友精密工業 <6355> 455円  +22 (+5.1%)   本日終値
 住友精 <6355> が続急伸。日経新聞が20日付で「住友精密工業はシェールガス関連機器市場に参入する」と報じたことが買い材料。報道によると、ガスの掘削時に使う熱交換器の専用機種を開発し、プラント大手に販売するという。3年後に同事業の売上高を現在の6割増の200億円規模に引き上げると伝えており、収益の柱への成長に期待する買いが向かった。

■アイレックス <6944> 88円  -11 (-11.1%)   本日終値
 19日に発表した「証券取引等監視委員会が同社への1500万円の課徴金納付命令を勧告」が売り材料。

■テイ・エス テック <7313> 2,947円  +61 (+2.1%)   本日終値
 20日付の朝刊で「今期、合理化が営業益を37億円押し上げ」と一部報じられたことが買い材料視された。

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