【市況】【↑】日経平均 大引け|米株高・円安を追い風に大幅続伸、1万5100円台を回復(6月18日)
日経平均株価
始値 15009.89
高値 15139.99(14:52)
安値 14995.45(09:01)
大引け 15115.80(前日比 +139.83 、 +0.93% )
売買高 18億7722万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆7971億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅続伸。7営業日ぶりに1万5100円台を回復
2.米株高、1ドル=102円台前半の円安を好感
3.売買代金でサイバダインとミクシィが東証1部首位のソフトバンクを上回る
4.FOMCの結果発表を控え、様子見ムードは拭えず
5.売買代金は2兆円割れと低水準が続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、原油先物価格の下落が好感され、ダウは27ドル高と3日続伸した。
東京市場では、日経平均は139円高と大幅に続伸し、7営業日ぶりに終値で1万5100円台を回復した。
米株高や1ドル=102円台前半の円安を背景に投資家心理が改善し、買いが優勢となった。HOYA <7741> など精密機器、エプソン <6724> など電気機器、アマダ <6113> といった機械などの輸出関連株が上昇。野村 <8604> など証券商品先物、三菱UFJ <8306> など銀行業といった金融株にも買いが広がった。
後場に入ると、先物主導でジリジリと上げ幅を拡大し、値上がり銘柄数は東証1部の7割に達した。ただ、FOMCの結果発表を19日未明に控えて様子見気分も漂い、上値は重く、商いも低調だった。
その一方で、売買代金でサイバダイン <7779> [東証M]とミクシィ <2121> [東証M]が東証1部首位のソフトバンク <9984> を上回るなど、個人好みの材料株への集中物色が一部で過熱している。
東証33業種のうち上昇は30業種。上昇率の上位5業種は(1)証券商品先物、(2)精密機器、(3)銀行業、(4)その他製品、(5)電気機器。一方、下落した3業種は(1)海運業、(2)ゴム製品、(3)食料品。
■個別材料株
△住友林 <1911>
モルガン証が「弱気→強気」に2段階格上げ。目標株価も1120円→1400円に増額。
△ジェイエイシ <2124> [JQ]
5月度の連結売上高は前年同月比28.2%増。
△ツルハHD <3391>
今期経常は14%増益で22期連続最高益へ。
△菊池製作 <3444> [JQ]
今期経常は1.4億円の黒字浮上とV字回復へ。
△東光 <6801>
「電力損失を抑えた電源回路用インダクターを発売」と報道。
△トプコン <7732>
三菱UFJ証が「強気」を継続し、目標株価を2200円→2600円に増額。
△ITbook <3742> [東証M]などマイナンバー関連
「政府はマイナンバーを医療分野にも応用する方針」と伝わり、関連株に思惑買い。
▲東洋エンジ <6330>
バークレイズ証が「強気→中立」に格下げ。目標株価も640円→500円に減額。
▲JUKI <6440>
野村證券に新株予約権を発行。最大15.46%希薄化。
▲ニコン <7731>
JPモルガン証が「中立→弱気」に格下げし、目標株価を1750円→1500円に減額。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)藤ゴム <5121> 、(2)東光 <6801> 、(3)星光PMC <4963> 、(4)日新薬 <4516> 、(5)荒川化 <4968> 、(6)古河池 <6937> 、(7)川田テク <3443> 、(8)芙蓉リース <8424> 、(9)メック <4971> 、(10)エムアップ <3661> 。
値下がり率上位10傑は(1)東洋エンジ <6330> 、(2)JUKI <6440> 、(3)長谷川香料 <4958> 、(4)サニックス <4651> 、(5)オーイズミ <6428> 、(6)日金銭 <6418> 、(7)EPS <4282> 、(8)リソー教育 <4714> 、(9)コメリ <8218> 、(10)ティアック <6803> 。
【大引け】
日経平均は前日比139.83円(0.93%)高の1万5115.80円。TOPIXは前日比10.95(0.88%)高の1249.15。出来高は概算で18億7722万株。値上がり銘柄数は1273、値下がり銘柄数は410となった。日経ジャスダック平均は2177.76円(24.50円高)。
[2014年6月18日]
(「株探」編集部)