市場ニュース

戻る
 

【市況】先週の戻り高値である15200円レベルを捉えてくるか【クロージング】


18日の日経平均は続伸となり、139.83円高の15115.80円(出来高概算18億7000万株)で取引を終えた。前場こそ15000円を挟んでの狭いレンジ取引であったが、後場に入るとTOPIX型の断続的な買いが入り、日経平均は上げ幅を広げている。また、前日のミクシィ<2121>に続き、本日はサイバーダイン<7779>が全市場での売買代金トップとなるなど、中小型株物色が活発となり、日経平均の上昇よりも地合いの良さが窺えた。

また、ミクシィ、サイバーダインの好循環によって他の材料株などへ物色に広がりがみられており、藤倉ゴム<5121>、日本マイクロニクス<6871>、古河電池<6937>、FDK<6955>など電池関連が動意付いていた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が全体の7割を占めている。規模別指数では大型、中型、小型株指数ともに2ケタの上昇。セクターでは、証券、精密機器、銀行、その他製品、電気機器などの強さが目立っていた。

明日は米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果およびイエレン議長の会見での利上げ開始時期に関する発言等が市場の変動要因になる可能性がある。ポジティブ視されるようなら、足元の中小型株への物色に加えて、主力銘柄への物色が強まる可能性があり、日経平均は先週の戻り高値である15200円レベルを捉えてくることになりそうだ。一方、ネガティブ視されたとしても、利食い段階での中小型株への押し目買い意欲は相当強そうである。

《KO》

 提供:フィスコ

株探からのお知らせ

    日経平均