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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:東光、ツルハHD、菊池製作、ITbook

■東光 <6801> 320円  +27 (+9.2%)   11:30現在  東証1部 上昇率4位
 東光 <6801> が続急騰。日経産業新聞が18日付で、「電子部品メーカーの東光はスマートフォン(スマホ)向けに電力損失を抑えた電源回路用インダクター(コイル)の新製品を発売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「コイルの鉄心部分に新材料を使うことで、同社従来品に比べて鉄心部分の発熱による電力損失を約30%減らした」という。スマホのプロセッサーなどに電力を供給する電源回路の低電力化や小型化が可能となり、6月末から本格的な量産を開始するとしており、業績への寄与を期待した買いが向かった。

■ツルハホールディングス <3391> 5,450円  +270 (+5.2%)   11:30現在
 17日、ツルハHD <3391> が決算を発表。14年5月期の連結経常利益は前の期比6.3%増の253億円になり、従来予想の249億円を上振れて着地。続く15年5月期も14.1%増の289億円に伸び、22期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期は好採算のPB商品の販売拡大に加え、前期買収した店舗の通期寄与や100店舗の新規出店で、13.5%の大幅増収を見込む。

■菊池製作所 <3444> 8,640円  +220 (+2.6%)   11:30現在
 17日、菊池製作 <3444> [JQ]が決算を発表。14年4月期の連結経常損益は5200万円の赤字(前の期は1億8000万円の黒字)に転落したが、従来予想の8600万円の赤字を上振れて着地。続く15年4月期は1億4000万円の黒字にV字回復する見通しとなったことが買い材料。前期上振れはデジタルカメラ、事務機器の試作品受注が想定より伸びたことが背景。今期は医療機器や自動車関連の試作品製造が好調なうえ、介護ロボット「マッスルスーツ」の年内発売予定もあって、7.1%増収を見込む。このところの株価急伸の要因となった期待の「マッスルスーツ」は3年後に売上6億円を目指している。なお、同日、東証と日証金が18日売買分から信用取引に関する臨時措置を強化すると発表したが、特に売り材料視はされなかった。

■日立造船 <7004> 511円  +6 (+1.2%)   11:30現在
 17日、日立造 <7004> が子会社の吸収合併などに伴って、14年4-6月期に連結で31億円の特別利益を計上すると発表したことが買い材料視された。株式交換などにより、4月1日付でアタカ大機を吸収合併し、ニチゾウテックを完全子会社化したことによる負ののれん発生益を計上する。なお、14年3月期通期見通しについては今後の業績の動向を見極める必要があるため、従来予想を据え置いた。

■トヨタ自動車 <7203> 5,835円  +13 (+0.2%)   11:30現在
 17日、トヨタ <7203> が発行済み株式数(自社株を除く)の0.63%にあたる2000万株(金額で1200億円)を上限とする自社株買いを3回に亘って実施すると発表したことが買い手掛かり。取得期間は7月1日~8月29日、9月10日~10月31日、11月10日~12月22日。3月に決定した自社株買いを3回に分けて行うことを明らかにしたもので、取得株数の上限は合計で1.89%にあたる6000万株、金額で3600億円となる。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。

■エイティング <3785> 1,665円  +300 (+22.0%) ストップ高買い気配    11:30現在
 16日、エイティング <3785> [東証M]が初のスマートフォン向けオリジナルネイティブゲームアプリ「激突!ブレイク学園」を夏に配信すると発表したことが引き続き買い材料視された。

■ITbook <3742> 535円  +80 (+17.6%) ストップ高    11:30現在
 ITbook <3742> [東証M]、ジシステム <9758> [JQ]、アイネス <9742> などマイナンバー関連株が高い。日経新聞が18日付で「政府は全国民に割り振る社会保障と税の共通番号(マイナンバー)を医療分野にも活用する方針だ」と報じたことが買い材料視された。報道によると、本人の同意を前提に、医療機関や介護施設が個人の医療情報を共有することで、無駄な投薬や検査をなくし医療費の削減につなげる。また、マイナンバーで集めた医療情報をビッグデータとして活用し、疾病ごとに効果的な治療を把握できるようになるほか、難病などの新薬開発にも生かすという。マイナンバーの切り口に加え、LINEの不正ログイン被害報道を背景に情報セキュリティ関連として注目されたセキュアヴェ <3042> [JQG]やラック <3857> [JQ]なども上昇。

■ジェイエイシ <2124> 1,348円  +118 (+9.6%)   11:30現在
 17日、ジェイエイシ <2124> [JQ]が5月度の連結月次売上高が前年同月比28.2%増に伸びたと発表したことが買い材料。1月度23.7%増、2月度31.6%増、3月度14.3%増、4月度22.6%増と高水準の伸び率を維持。 また、5月度の売上総利益も28%増に拡大した。

■高松機械工業 <6155> 741円  +28 (+3.9%)   11:30現在
 高松機械 <6155> [東証2]が急反発。日刊工業新聞が18日付で「高松機械工業が3月に発売した低価格旋盤『GSL-10』の販売が好調だ。当初は月産15台の予定だったが、6月上旬までに計150台を受注したのを受け、生産を倍の同30台に引き上げた」と報じたことが買い材料視された。報道によると、シンプルな構造を採用した「GSL-10」の価格は国内生産にもかかわらず約350万円と韓国製、台湾製よりも安いという。高付加価値の他製品の生産も重視しつつ、製品ミックスを悪化させずに低価格旋盤を拡販していくと伝えており、業績の牽引役として低価格機の成長に期待する買いが向かった。

■フジ・コーポレーション <7605> 2,256円  +66 (+3.0%)   11:30現在
 17日、フジコーポ <7605> [JQ]が7月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■JUKI <6440> 214円  -11 (-4.9%)   11:30現在  東証1部 下落率3位
 17日、JUKI <6440> が野村證券に対して第三者割当方式で新株予約権2万個を発行すると発表したことが売り材料。新株予約権の当初行使価格は225円だが、時価に応じて見直し、下限価格は168円となっている。調達資金はミシンなど縫製機器の生産設備の増強や、借入金の返済に充てる予定。新株予約権がすべて行使された場合に増加する株式数は、現在の発行済み株式数の15.46%となる見込みで、将来的な株式価値の希薄化や株式需給の悪化を警戒する売りが向かった。

■カカクコム <2371> 1,896円  +76 (+4.2%)   11:30現在
 18日付の朝刊で「コスモ石と車リース事業で提携」と一部報じられたことが買い材料視された。

■ナブテスコ <6268> 2,405円  +86 (+3.7%)   11:30現在
 18日付の朝刊で「17年3月期にEPSを14年3月期比6割増に」と一部報じられたことが買い材料視された。

■関西ペイント <4613> 1,657円  +34 (+2.1%)   11:30現在
 18日付の朝刊で「中国で建材向けの粉体塗料に本格参入」と一部報じられたことが買い材料視された。

●ストップ高銘柄
 セキュアヴェイル <3042> 472円  +80 (+20.4%) ストップ高    11:30現在
 ソフトマックス <3671> 3,060円  +500 (+19.5%) ストップ高    11:30現在
 ADプラズマ <6668> 10,640円  +1,500 (+16.4%) ストップ高    11:30現在
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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