【市況】ミクシィが急騰、全員参加型もスタンスは短期割り切りか【クロージング】
17日の日経平均は反発となり、42.68円高の14975.97円(出来高概算16億7000万株)で取引を終えた。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1200を超え6割超を占めるなど、自律反発の流れに。ただし、指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が2%超の下げとなり、日経平均の重しとなった。
物色は中小型株にシフトする格好となり、資金集中でミクシィ<2121>がストップ高と急騰。売買代金はソフトバンクを抜いて全市場でトップとなった。一方、連日で強い値動きが続いていたロボット関連の一角は一服となるなど、資金シフトが見られている。
日経平均は15000円を挟んでのこう着となり、主力処が手掛けづらいなかで、ミクシィに集中したようだ。商いの膨れ方をみると個人主体の売買から短期筋のヘッジファンドなども商いを活発化しているようである。ただ、売買代金上位で上昇している銘柄をみると、サイバーダイン<7779>、ユーグレナ<2931>、日本マイクロニクス<6871>、アプリックス<3727>、UBIC<2158>など中小型が目立つ。機関投資家なども参加しているとしても、スタンスは短期的に映るため、資金の逃げ足の速さには注意したいところ。
17、18日に米連邦公開市場委員会(FOMC)の開催を控えていることもあり、明日も主力処は手掛けづらいだろう。
《KO》
提供:フィスコ