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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):エイチーム、しまむら、東福粉、ウエスコHD

■エイチーム <3662> 6,330円  -880 (-12.2%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 13日、エイチーム <3662> が決算を発表。14年7月期第3四半期累計(13年8月-14年4月)の連結経常利益は前年同期比23%減の10.3億円に減少したことが売り材料。引っ越し比較サイトなどが伸び、売上高は拡大したものの、主力のスマートフォン向けゲームの新作タイトルが振るわず、課金収入が落ち込んだことが響いた。

■しまむら <8227> 10,330円  -230 (-2.2%)   本日終値
 しまむら <8227> が続落。日経新聞が14日付で「しまむらの2014年3-5月期の連結営業利益は、前年同期比6%減の90億円程度になったようだ。3-5月期としては2年連続で減益」と報じたことが売り材料。報道によると「消費増税後も在庫品は価格を据え置く実質値下げをし、採算が悪化した」という。円安による海外からの仕入れコストが高まったほか、一部の冬物衣料の在庫処分も重荷になったもようで、減益報道を懸念した売りが向かった。

■東福製粉 <2006> 128円  +30 (+30.6%) ストップ高    本日終値
 13日、東福粉 <2006> [東証2]に対して日本粉 <2001> がTOB(株式公開買い付け)を実施し、連結子会社化を目指すと発表したことが買い材料視された。TOB価格が前日終値を64.3%上回る161円とあって、本日の株価はこれにサヤ寄せする形で買い気配値を切り上げた。買付期間は7月1日から29日まで。

■ウエスコHD <6091> 276円  +54 (+24.3%)   本日終値
 13日、ウエスコHD <6091> [東証2]が決算を発表。14年7月期第3四半期累計(13年8月-14年4月)の連結経常利益が前年同期比18倍の13.8億円に急拡大して着地したことが買い材料(※前年同期比は傘下のウエスコの前期との比較)。総合建設コンサルタント事業で収益比率の高い2-4月期に官公庁向け売上が拡大したことが寄与。生産効率の向上や原価低減も利益を押し上げた。通期計画の9億円を既に54.0%上回ったことで、業績上振れを期待する買いが向かった。

■オービス <7827> 450円  +80 (+21.6%) ストップ高    本日終値
 13日、オービス <7827> [JQ] が決算を発表。14年10月期第2四半期累計(13年11月-14年4月)の連結経常利益は前年同期比40.3%減の7100万円に落ち込んものの、従来の7200万円の赤字予想から一転黒字で着地したことが買い材料。木材事業において、採算性の低い姫路工場の生産ラインを14年2月末で停止し、利益率の高い本社工場に生産を集約するとともに、14年4月からは本社工場において2シフトによる増産を開始するなど、合理化を推し進めた。また、姫路工場の操業停止に伴い市場に対する製品の供給が減少したことで、足元の梱包市場の需給バランスが改善され、製品出荷量や、製品販売価格がそれぞれ上回った結果、収益性が大幅に改善した。

■パピレス <3641> 2,241円  +204 (+10.0%)   本日終値
 13日、パピレス <3641> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の7.89%にあたる20万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は16日から12月15日まで。

■モバイルクリエイト <3669> 3,755円  +300 (+8.7%)   本日終値  東証1部 上昇率6位
 13日、モバクリ <3669> が7月31日現在の株主を対象に1→4の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の4分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■オンキヨー <6628> 155円  +10 (+6.9%)   本日終値
 13日、オンキヨー <6628> [JQ] が15年3月期の連結最終損益を従来予想の4億円の黒字→10.7億円の黒字(前期は4.5億円の赤字)に2.7倍上方修正したことが買い材料。保有するティアック <6803> 株の売却で7億2900万円の特別利益が発生することが利益を押し上げる。同社では10日にティアック株の売却を発表していたが、特別利益の金額が明らかになったことで財務体質の改善を好感する買いが改めて向かった。

■ロングライフ <4355> 337円  +16 (+5.0%)   本日終値
 13日、ロングライフ <4355> [JQ]が決算を発表。14年10月期第2四半期累計(13年11月-14年4月)の連結経常利益は前年同期比97.2%増の3.5億円に拡大し、従来予想の2.9億円を上回って着地したことが買い材料視された。ホーム介護事業の運営最適化を行い、営業活動の一層の強化を進めたことから同事業における経常利益が3.5倍に膨らんだ。また、在宅介護事業においても既存事業所の稼働率上昇などが寄与し、採算が向上した。

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