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【市況】【↑】日経平均 大引け|反発、1万5000円台回復も伸び悩む(6月11日)


日経平均株価
始値  15000.13
高値  15075.72(14:59)
安値  14998.63(09:00)
大引け 15069.48(前日比 +74.68 、 +0.50% )

売買高  17億8724万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆6308億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は反発し、1万5000円台を回復
 2.米株高、円相場の落ち着きを好感
 3.週末のSQ、日銀会合への警戒感が上値を抑える
 4.東証33業種のうち不動産業のみが下落
 5.売買代金は節目の2兆円を6日連続で下回る


■東京市場概況

 前日の米国市場では、米国景気の回復期待を支えにダウは2ドル高と小幅ながら5日続伸し、4日連続で最高値を更新した。

 東京市場では、日経平均は74円高と反発し、1万5000円台を回復した。

 米株の最高値更新や円相場の落ち着きが好感され、買い戻しが入った。朝方発表された7-9月法人企業景気予測調査が大幅に改善したことや、政府が月内にまとめる成長戦略に対する期待感も相場を下支えした。

 第一生命 <8750> などの保険業、りそなHD <8308> などの銀行業、アイフル <8515> といったその他金融業など金融株が上昇。タダノ <6395> などの機械、トヨタ <7203> などの輸送用機器といった輸出関連株にも買いが広がった。

 ただ、指数のボラティリティ低下が意識される中、積極的に上値を追う向きは乏しく、様子見気分の強い一日となった。週末のSQや日銀金融政策決定会合への警戒感もあって、戻り売りに上値を抑えられて日中値幅は77円にとどまった。

 東証33業種のうち上昇は32業種。上昇率の上位5業種は(1)鉱業、(2)保険業、(3)銀行業、(4)情報・通信業、(5)その他金融業。一方、下落した業種は不動産業のみ。


■個別材料株

△UBIC <2158> [東証M]
 電子証拠開示への対応を学ぶトレーニングを開始。
△サトウ食品 <2923> [東証2]
 今期経常益は70%増の10億円に拡大する見通し。
△ミサワ <3169> [東証M]
 「2-4月経常益は3倍強の2.7億円のもよう」と報道。
△カルナバイオ <4572> [JQG]
 がん細胞を標的とする阻害薬の特許が米国で成立。
△洋インキHD <4634>
 SMBC日興証が「2→1」に格上げし、目標株価を510円→600円に増額。
△Drシーラボ <4924>
 8-4月(3Q累計)経常は7%増益で着地。
△コーセル <6905>
 今期経常益は23%増の46億円、2円増配へ。
△日本テレホン <9425> [JQ]
 前期経常益を1.4億円に81%上方修正。

▲ディーエヌエ <2432>
 大和証が「2(強気)→3(中立)」に格下げ。
▲アスカネット <2438> [東証M]
 今期経常益は7%減の6.7億円の見通し。
▲愛知鋼 <5482>
 Cスイス証が「中立→弱気」に格下げし、目標株価を350円→300円に減額。
▲タカタ <7312>
 「エアバッグの不具合でリコール拡大の恐れ」と報道。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)丸栄 <8245> 、(2)川田テク <3443> 、(3)レオン <6272> 、(4)電子材料 <6855> 、(5)NSW <9739> 、(6)ランド <8918> 、(7)一工薬 <4461> 、(8)アイフル <8515> 、(9)神栄 <3004> 、(10)フルキャスト <4848> 。

 値下がり率上位10傑は(1)エムアップ <3661> 、(2)JBR <2453> 、(3)Jディスプレ <6740> 、(4)タカタ <7312> 、(5)エイチーム <3662> 、(6)愛知鋼 <5482> 、(7)大同特鋼 <5471> 、(8)良品計画 <7453> 、(9)ディーエヌエ <2432> 、(10)LINK&M <2170> 。


【大引け】

 日経平均は前日比74.68円(0.50%)高の1万5069.48円。TOPIXは前日比10.34(0.84%)高の1239.07。出来高は概算で17億8724万株。値上がり銘柄数は1267、値下がり銘柄数は400となった。日経ジャスダック平均は2108.72円(20.86円高)。

[2014年6月11日]
(「株探」編集部)

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