市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):丹青社、ホットリンク、シーイーシー、ジオネクスト

■丹青社 <9743> 483円  +54 (+12.6%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 6日、丹青社 <9743> が決算を発表。15年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益が前年同期比55.9%増の21.5億円に拡大して着地したことが買い材料。商業その他施設事業と文化施設事業が収益を牽引した。採算重視の受注も大幅増益に貢献した。2-4月期は最繁忙期であるものの、既に上期計画を81.4%超過、通期計画も5.8%超過しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■ホットリンク <3680> 2,850円  +295 (+11.6%)   本日終値
 ホットリンク <3680> [東証M]が急反発。日経新聞が8日付で「経済産業省は、異業種間でビッグデータの利活用を進める協議会を立ち上げる」と報じ、ミニブログ「ツイッター」のつぶやきデータを集める同社や東大など100機関が参加すると伝えたことが買い材料視された。報道によると、買い物履歴やブログデータなどの膨大な情報を持つ企業が、データの分析技術を持つ企業と共同で新製品やサービスを創出する取り組みを促すという。協議会への参加を契機に、集積した投稿データの応用の広がりが期待できるとの見方が強まった。同じく、同協議会への参加が報じられたビッグデータを使った事業計画づくりを支援するネットイヤー <3622> [東証M]も大幅続伸。

■シーイーシー <9692> 656円  +31 (+5.0%)   本日終値
 6日、シーイーシー <9692> が決算を発表。15年1月期第1四半期(2-4月)の連結経常利益は前年同期比33.9%増の7.6億円と大幅増益となったことが買い材料視された。品質検証サービス事業においてテストの自動化で生産性の効率化を進めたことが寄与。ビジネス支援サービス事業では付加価値の高い自社開発製品の販売を推し進めたことが粗利率の改善につながった。同時に、2-7月期(上期)の経常利益も従来予想の9億円→11億円(前年同期は8.7億円)に22.2%上方修正し、増益率が2.9%増→25.7%増に拡大する見通しとなったことも支援材料。

■ジオネクスト <3777> 165円  +6 (+3.8%)   本日終値
 6日、ジオネクスト <3777> [JQG]が鹿児島県指宿市で事業用地と温泉権を6000万円で取得すると発表したことが買い材料。発電端出力1500キロワット前後の地熱・温泉バイナリー発電を行うための発電所用地として活用する。同社は13年11月8日に再生医療事業と再生可能エネルギー事業を新事業として開始すると発表していた。用地取得により地熱・温泉バイナリー発電の事業化に向けた動きが具体化したことで、将来的な業績貢献に期待する買いが殺到した。

■稲葉製作所 <3421> 1,342円  +47 (+3.6%)   本日終値
 6日、稲葉製作 <3421> が14年7月期の連結経常利益を従来予想の18億円→26.4億円に46.7%上方修正。従来の13.8%減益予想から一転して26.5%増益見通しとなったことが買い材料。ガレージ、倉庫など大型製品の伸長や消費増税前の駆け込み需要で売上が計画を上回ったことが寄与。利益率の高い大型製品の売上増加やコスト削減も利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが16倍→11.4倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アドテック <6840> 151円  -13 (-7.9%)   本日終値
 6日、東証と日証金がアドテック <6840> [JQ]について9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■サムコ <6387> 1,130円  -52 (-4.4%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 6日、サムコ <6387> が決算を発表。14年7月期第3四半期累計(13年8月-14年4月)の経常利益(非連結)は前年同期比81.6%減の9900万円に大きく落ち込み、併せて通期の同利益を従来予想の6億1500万円→3億円(前期は5億6400万円)に下方修正し、一転して46.8%減益見通しとなったことが売り材料。高輝度LED用途の生産機や、パワーデバイスなど研究機関への研究開発機の拡販を目的とした受注活動に注力したものの、一部の主要部品において入手遅れが発生したことによる出荷への影響が利益を押し下げる。

■ビリングシステム <3623> 6,200円  -170 (-2.7%)   本日終値
 6日、東証と日証金がビリングシス <3623> [東証M]について9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均