市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):クックパッド、ブロッコリー、ハイレックス、クラリオン

■クックパッド <2193> 2,682円  +311 (+13.1%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 6日、クックパッド <2193> が決算を発表。14年4月期の連結経常利益は前々期の非連結とくらべて16.5%増の31.4億円に伸び、9期連続で過去最高益を更新したことが買い材料視された。スマートフォン(スマホ)の利用者増加に伴ってスマホからのプレミアムサービス加入が順調に増え、プレミアム会員が130万人を突破。純増数は36万人と前年同期から急増した。なお、決算期変更する14年12月期(8ヵ月の変則決算)の業績見通しは開示しなかった。

■ブロッコリー <2706> 1,090円  +60 (+5.8%)   本日終値
 6日に発表した「iPhone向けゲームアプリ『うた☆プリアイランド』の事前登録者数が5万人を突破」が買い材料。
 「うた☆プリアイランド」は6月下旬配信の予定。

■ハイレックス <7279> 2,745円  +97 (+3.7%)   本日終値
 6日、ハイレックス <7279> [東証2] が決算を発表。14年10月期上期(13年11月-14年4月)の連結経常利益が前年同期比27.0%増の107億円に伸び、従来の6.4%減益予想から一転して増益で着地したことが買い材料。北米での販売好調や中国の日系自動車メーカーの販売回復で売上が計画を大きく上回ったことが寄与。原価低減や経費削減も利益上振れに貢献した。上期上振れや為替レートの見直しに伴い、通期の同利益を従来予想の166億円→189億円に13.6%上方修正。従来の2.6%減益予想から一転して10.7%増益を見込み、3期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。1ドル=95円→97円に修正した下期の為替レートは現状より円高を想定しているだけに、さらなる上振れを期待する買いが向かった。また、前日終値ベースの予想PERが9.9倍→8.2倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■クラリオン <6796> 243円  +3 (+1.3%)   本日終値
 クラリオン <6796> が4日続伸。日経新聞が8日付で「クラリオンは9月にもIT(情報技術)大手の米グーグルと共同開発したカーナビゲーションシステム(カーナビ)を発売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「スマートフォン(スマホ)の普及でカーナビの売れ行きが鈍るなか、スマホと同じ基本ソフト(OS)『アンドロイド』を採用。必要な機能を後から追加できる仕組みにし、業務用としてタクシー会社などに売り込む」という。新製品の価格は従来の業務用カーナビの半額程度になる見通しで、年間1万台の販売を目指すとしており、収益拡大を期待した買いが向かった。

■ソニー <6758> 1,658円  +15 (+0.9%)   本日終値
 ソニー <6758> が3日ぶりに反発。日経新聞が7日付で「ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)が、2014年3月期の家庭用ゲーム機の世界販売台数で8年ぶりに首位に立った」と報じたことが買い材料視された。報道によると「新型ゲーム機『プレイステーション4(PS4)』の販売が好調で、任天堂を逆転した」という。同社は3月末までに日米など世界で700万台近くのPS4を販売し、「Wii U」や「ニンテンドー3DS」の販売が伸び悩んだ任天堂 <7974> を追い抜いた。ただ、スマートフォン(スマホ)向けゲームに押され、家庭用ゲーム機市場の盛り上がりは以前ほどではない。本日の同社株は3日ぶりに反発となったが、今後の動向を注視する市場関係者が多いようだ。

■熊谷組 <1861> 264円  -16 (-5.7%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 9日朝、熊谷組 <1861> が03年に完成させ引渡しをした横浜市のマンションにおいて、杭の一部が支持層まで到達していないという施工不良の判明を発表したことが売り材料視された。施工不良の原因については、杭工事において事前の調査ボーリングからは想定しえなかった支持層の急激な落ち込みがあったことに加え、杭穴先端部の掘削土から支持層と同じ種類の土が確認されたことから支持層に到達したと判断したことが推測されるという。本件の対策費用は、前期に判明している範囲で引当金を計上済みとしているが、今後追加の費用が必要となった場合は、状況に応じて特別損失処理を行う予定とのことで、追加損失の計上を懸念した売りが向かった。

■santec <6777> 460円  +80 (+21.1%) ストップ高    本日終値
 6日、santec <6777> [JQ] が15年3月期の連結最終利益を従来予想の1億7000万円→3億円に76.5%上方修正。従来の29.2%減益予想から一転して25.0%増益見通しとなったことが買い材料。米国の血管内診断医療機器メーカーVolcano Corporationと補償を条件にOCT光源装置の契約解除で合意。これまでに出荷した製品の売掛金の全額を回収し、契約解除に対する補償を一括受領することにより、特別利益2.1億円が発生する。

■Jストリーム <4308> 466円  +80 (+20.7%) ストップ高    本日終値
 6日、Jストリーム <4308> [東証M]が街頭ビジョン向け番組「サッカー試合速報2014」の一斉放映のための アプリケーション開発と動画配信を担当すると発表したことが買い材料視された。放映期間は6月13日~7月14日で、ユニカ(非上場)が制作・放映するサッカーの試合速報番組で、今回、初めての試みとして渋谷・新宿・六本木の計7ヵ所の街頭ビジョンで一斉に放映するという。ブラジルW杯を直前に控え、関連銘柄として注目された。

■TASAKI <7968> 956円  +150 (+18.6%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 6日、TASAKI <7968> が14年10月期上期(13年11月-14年4月)の連結経常利益を従来予想の3億円→15.1億円に5.0倍上方修正。従来の20.2%減益予想から一転して4.2倍増益見通しとなったことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要やブランド認知向上で売上が計画を16.7%も上回ったことが利益を押し上げた。上期増額分を下回る形で、通期の経常利益も3億円→11億円に3.7倍上方修正。増益率が84.0%増→6.7倍に拡大する見通しとなった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均