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【材料】日本電設工業---2014年3月期は売上・利益ともに過去最高更新、2015年3月期中計目標を前倒し達成


日本電設工業<1950>は、鉄道電気工事の専門会社として1942年に設立。同分野のリーディングカンパニーで、整備新幹線工事など大型プロジェクトの施工実績多数。JR東日本<9020>向け工事でトップ。現在では一般電気設備や情報通信設備向け工事も手掛け、総合設備エンジニアリング企業として地歩を固めている。

2014年3月期の連結業績は、売上高が前期比4.7%増の1701.57億円、営業利益が同2.8%増の112.09億円、経常利益が同4.3%増の121.35億円、純利益が同5.6%増の66.97億円となり、売上・利益ともに過去最高を更新した。

鉄道電気工事・情報通信工事において、整備新幹線工事及びJR東日本向けの売上が増加した。整備新幹線工事の当期売上高は北陸・北海道の合計で102億円となった。一方、受注高は前期比224.06億円増の1851.27億円。整備新幹線工事の受注はピークを過ぎたが、官公庁及び民間向け一般電気工事で大型案件が増加、JR東日本向けの鉄道電気工事・情報通信工事も増加したことから前期比で大幅増となった。太陽光発電システムの受注(個別)が前期の33.4億円から89.4億円となり、拡大基調が鮮明。

2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比0.1%増の1703.00億円、営業利益が同0.4%増の112.60億円、経常利益が同0.9%増の122.50億円、純利益が同10.0%増の73.70億円。「日本電設3ヶ年経営計画2012」の最終年度に当たるが、経営目標(受注工事高1631億円、完成工事高1685億円、経常利益121億円)は前期に前倒しで達成。増収増益で更なる上振れを目指す。

《FA》

 提供:フィスコ

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