市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):くら、ミサワホーム、グローリー、FDK

■くらコーポレーション <2695> 2,332円  +144 (+6.6%)   本日終値
 5日に決算を発表。「上期経常が7%増益で着地・2-4月期も5%増益」が好感された。
 くら <2695> が6月5日大引け後(15:00)に決算を発表。14年10月期第2四半期累計(13年11月-14年4月)の連結経常利益は前年同期比7.3%増の29.2億円に伸び、通期計画の45.3億円に対する進捗率は64.4%に達し、5年平均の50.2%も上回った。
  ⇒⇒くらコーポレーションの詳しい業績推移表を見る

■ミサワホーム <1722> 1,249円  +41 (+3.4%)   本日終値
 ミサワホーム <1722> が続伸。日経新聞が6日付で「ミサワホームは2016年に予定される電力小売りの全面自由化に合わせ、家庭向け電力販売に参入する方針を決めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると「主に自社の住宅購入者を対象に、3千戸規模の供給を目指す」という。省エネ設計の商品と割安な電気の組み合わせによる住宅販売の拡大に期待する買いが向かった。

■グローリー <6457> 3,105円  +25 (+0.8%)   本日終値
 グローリー <6457> が5日続伸し連日で年初来高値を更新。2007年11月以来の高値圏に上げてきた。12年6月安値を基点とした中・長期移動平均線沿いの上昇基調にあるが、直近は上げが急となってきた。貨幣処理機大手だが、今3月期連結経常が連続2ケタ増かつ5期連続増益見通しとすこぶる業績好調のカジノ一体型リゾート(カジノIR)関連株として好人気が続いているようだ。カジノ一体型IRの実現に向けた動きをこれまで主導してきた岩屋毅衆院議員は、「国会は会期末が近いため、衆院での採決は通常国会の会期中は見送られ、秋の臨時国会になる可能性がある」とし、衆院から参院に送られた後に廃案になるリスクを軽減するため、「衆議院で審議入りし、衆院でグリップしたまま継続審議にして、はやい時期に臨時国会で衆・参ともに可決・成立することを目指す」と述べた・・と3日付けロイター報道にはあった。(執筆者:熱田和雄 ストック・データバンク)

■FDK <6955> 175円  -14 (-7.4%)   本日終値
 5日、東証と日証金がFDK <6955> [東証2]について6日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■イーブック <3658> 1,420円  +300 (+26.8%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 5日、イーブック <3658> が決算を発表。15年1月期第1四半期(2-4月)の経常利益(非連結)は前年同期比1.0%増の1億0300万円と増益を確保して着地したことが買い材料。モバイル向けの電子書籍が販売好調で23.2%の大幅増収となり、広告宣伝費などサイト集客費用の増加や競争激化による値引き販売を補った。上期計画の6900万円をすでに49.3%も上回っており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■安永 <7271> 525円  +72 (+15.9%) 一時ストップ高    本日終値
 5日、東証が安永 <7271> [東証2]を12日付で市場1部に指定替えすると発表したことが買い材料。TOPIX連動型ファンドの組み入れ需要を見越した先回り的な買いに加え、知名度の高まりや株式流動性の向上を期待する買いが向かった。

■菊池製作所 <3444> 5,150円  +290 (+6.0%)   本日終値
 菊池製作 <3444> [JQ]が続急伸。5日、ソフトバンク <9984> がロボット事業に参入すると正式発表し、感情を理解し、話し相手にもなるロボット「Pepper(ペッパー)」を披露したことを受け、同社やサイバダイン <7779> [東証M]などロボット関連株の一角に思惑買いが向かった。「ペッパー」は15年2月に19万8000円で家庭向けに発売予定。高いコミュニケーション能力を特徴とし、アプリの追加により機能を高められ、子供の遊び相手や見守りといったさまざまな使い方が想定される。

■UBIC <2158> 533円  +23 (+4.5%)   本日終値
 5日、UBIC <2158> [東証M]が、法執行機関を対象に人工知能搭載ソリューション「Lit i View XAMINER」を使用したフォレンジックトレーニングを7月より提供すると発表したことが買い材料。「Lit i View XAMINER」は、大量のeメールやオフィス文書などの電子情報の中から短時間で的確に証拠物を探し出すフォレンジック調査で培ったノウハウを盛り込んだ、自動調査を実現する次世代のデジタル監査ソリューション。その演習を中心に、基本操作方法を習得するコースと最先端技術の使用法までを学ぶコースを用意した。対象となる調査範囲のデータ量が年々増え続ける不正調査において、調査効率化のニーズの高まりによる同サービスの成長性に期待する買いが向かった。

■ティーライフ <3172> 799円  +28 (+3.6%)   本日終値
 5日、ティーライフ <3172> [JQ] が決算を発表。14年7月期第3四半期累計(13年8月-14年4月)の連結経常利益が前年同期比30.0%増の3.2億円に拡大して着地したことが買い材料。主力の小売事業が広告宣伝費など費用圧縮で採算が改善したことが寄与。直近3ヵ月の2-4月期(3Q)の同利益は45.7%増の1.3億円に拡大した。同日、株主優待の拡充も発表。株主還元を好感する買いも向かった。

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均