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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東京リスマ、極楽湯、APカンパニ、内田洋

■東京リスマチック <7861> 671円  +44 (+7.0%)   本日終値
 27日、東京リスマ <7861> [JQ]が発行済み株式数(自社株を除く)の2.21%にあたる25万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は28日から8月25日まで。

■極楽湯 <2340> 430円  +23 (+5.7%)   本日終値
 27日、極楽湯 <2340> [JQ]がハーベストプレミアインベストメント(HPIC)と資本・業務提携を強化し、中国における事業展開を推進すると発表したことが買い材料視された。業務提携では、中国での温浴事業をより一層積極的に展開していくために必要な店舗開発、マーケティング、事業資金の提供・調達などにおいて、相互に協力して進める。資本提携では、HPICはすでに同社の発行済み株式の9.57%(持分比率10.37%)を保有する筆頭株主だが、HPICは今後も追加で同社株を取得し、発行済株式総数の20%を上限として所有する予定。今回の業務資本提携で、HPICの幅広いネットワークや事業資金の提供力・調達力を有効に活用し、すでに出店している上海に続き、中国全土で事業展開を迅速かつ円滑に推進するとしており、将来的な業績への寄与に期待した買いが向かった。

■エー・ピーカンパニー <3175> 1,988円  +95 (+5.0%)   本日終値
 APカンパニ <3175> が大幅高。12年上場、昨年9月1部市場指定となった地鶏、鮮魚中心の居酒屋業態を首都圏を中心に展開する。同社は産地と生産委託契約を行い安定的に高品質な原材料をローコストで調達することで競争力を高めている。鶏中心とした「塚田農場」という業態、鮮魚では「四十八(よんぱち)漁場」という居酒屋を首都圏で運営しており、客単価は一般的な居酒屋よりもちょっとだけ贅沢な価格帯を狙って出店している。先々週発表の14年3月期連結経常利益は前の期比58.5%増の12.4億円に拡大し従来予想を2億円強上回って着地。続く、今15年3月期も前期比16.3%増の14.4億円予想と7期連続の過去最高益更新見通しだ。

■内田洋行 <8057> 304円  +5 (+1.7%)   本日終値
 27日、内田洋 <8057> が14年7月期第3四半期累計(13年8月-14年4月)の連結経常利益は前年同期比4.7倍の41.2億円に急拡大し、併せて、通期の同利益を従来予想の19億円→22億円(前期は12.2億円)に15.8%上方修正したことが買い材料。自治体へのタブレット(多機能携帯端末)導入など教育関連の大口案件や、4月の消費増税に伴う需要前倒しが寄与する。

■太陽商会 <2447> 63円  -30 (-32.3%) ストップ安売り気配    本日終値
 27日に発表した「名証が同社株を6月28日付で上場廃止」が売り材料。
 名証が同社株を6月28日付で上場廃止。13年3月期の有価証券報告書の虚偽記載で。

■ファースト住建 <8917> 1,370円  -86 (-5.9%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 27日、ファースト住 <8917> が14年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の46.5億円→32.1億円(前期は50.1億円)に31%下方修正したことが売り材料。消費増税前に購入を控えていた住宅一次取得者層の需要が次第に回復するものと推察されるものの、市場の回復は十分ではなく、市場競争激化による値引販売の増加、外注費、資材などの調達コストの上昇が響く。同時に、11-4月期(上期)の経常利益も従来予想の24.5億円→17.9億円(前年同期は21.8億円)に26.7%下方修正し、一転して18.0%減益見通しとなった。

■クレアホールディングス <1757> 59円  +1 (+1.7%)   本日終値
 27日に発表した「太陽光発電施設の分譲販売用地を確保」が買い材料。
 子会社が太陽光発電施設の分譲販売用地として新たに36ヵ所(208区画想定)の建設用地を確保。

■ムサシ <7521> 1,096円  +11 (+1.0%)   本日終値
 27日に発表した「印刷機材販売事業を譲受」が買い材料。
 錦精社から印刷機材販売事業を譲り受ける。

■NTN <6472> 389円  -4 (-1.0%)   本日終値
 28日付の朝刊で「シンガポールで同社などカルテル認定」と一部報じられたことが売り材料視された。

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