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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):コロプラ、スズキ、ソニー、佐世保

■コロプラ <3668> 2,251円  +138 (+6.5%)   本日終値
 23日に発表した「『激突!ゾンビvs戦車!』を配信開始」が買い材料。
 スマートフォン向けゲーム「激突!ゾンビvs戦車!」Android版を配信開始。

■スズキ <7269> 3,100円  +97 (+3.2%)   本日終値
 スズキ <7269> が3日続伸。日経新聞が24日付で「大手軽自動車メーカーのダイハツ工業とスズキは相次いでエンジンに新技術を取り入れる」と報じたことが買い材料視された。報道によると「燃費性能を現在から2-3割高め、2015年度をメドにガソリン1リットル当たり40キロメートルを実現。燃費の良さを売りにするハイブリッド車(HV)を上回る性能を確保する」という。現在、同社は「アルトエコ」で燃費性能最高の35キロを実現しており、これを高める計画。15年4月には軽自動車税の増税が予定されていることから、燃料費を削減できることを武器に消費者へアピールできるかがカギとなる。

■ソニー <6758> 1,683円  +51 (+3.1%)   本日終値
 ソニー <6758> が大幅に反発。日経新聞が26日付で「ソニーは中国の上海企業と合弁会社2社を設立し、現地でゲーム機『プレイステーション』を製造販売することで合意した」と報じたことが買い材料視された。報道によると「巨大な中国市場への参入で成長の柱に位置付けるゲーム機事業を伸ばす」としている。中国政府が昨年開設した上海の自由貿易試験区へ進出した企業2社と合弁会社を設立するもようで、市場では中国でのゲーム事業拡大で将来的な業績への寄与を期待した買いが向かった。

■佐世保 <7007> 111円  +7 (+6.7%)   本日終値
 佐世保 <7007> が続急伸。23日、名村造 <7014> が同社を株式交換によって完全子会社すると発表したことが買い材料視された。10月1日付で同社株1株に対し、名村造株0.128株を割り当てる。名村造の23日終値881円から算出した理論価格は112.8円となり、本日はこれにサヤ寄せする形で株価を切り上げた。世界的な造船不況が続くなか、経営統合で開発力の強化やコストの低減を進め生き残りを図る。なお、同社株は9月26日に上場廃止となる見込み。

■ジャパンディスプレイ <6740> 560円  +5 (+0.9%)   本日終値
 Jディスプレ <6740> が反発。日経新聞が26日付で「中小型液晶パネル世界最大手のジャパンディスプレイ(JD)、ソニー、パナソニックが有機ELパネル事業で提携する」と報じたことが買い材料視された。報道によると「タブレット(多機能携帯端末)向けの中小型パネルを共同開発する新会社を設立、将来の生産も含めた事業統合も検討する」という。提携は産業革新機構が主導し、新会社の枠組みは6月の合意をめざすとしており、有機ELパネル事業の3社提携によるシナジー効果の実現に期待する買いが向かった。

■大日本住友製薬 <4506> 1,158円  -300 (-20.6%) ストップ安    本日終値  東証1部 下落率トップ
 23日、大日本住友 <4506> が抗がん剤として開発中の「BBI608」の結腸直腸がんを対象とした第3相国際共同治験で、新規の患者登録と登録済み患者への投与を中止することを発表したことが売り材料。独立安全性モニタリング委員会が、97例の登録患者を対象とした本試験の中間解析を実施した結果、安全性への問題は認められなかったが、DCR(病勢コントロール率)において、あらかじめ定められたクライテリア(判断基準)を達成しなかったため、抗がん剤の治験中止が勧告された。世界で大規模な売り上げを見込める新薬候補と位置付け、15年度にまず米国で販売する予定だっただけに、治験中止による業績への影響を懸念した売りが殺到した。

■キタック <4707> 317円  +63 (+24.8%) 一時ストップ高    本日終値
 23日、キタック <4707> [JQ] が14年10月期第2四半期累計(13年11月-14年4月)の経常利益(非連結)を従来予想の1.7億円→3.3億円(前年同期は1.2億円)に90.9%上方修正したことが買い材料。受注が堅調に推移する中、効率化により建設コンサルタント業務が想定以上に進み、売上が計画を15.2%も上回ったことが寄与。原価管理の徹底も利益を押し上げた。修正した上期予想が通期計画の1.8億円を85.6%も超過したことで、通期上振れも期待される。

■石井表記 <6336> 752円  +100 (+15.3%) ストップ高    本日終値
 石井表記 <6336> [東証2]がストップ高。23日、インクジェット装置の大口受注を獲得したと発表したことが買い材料視された。中国から3台の受注を獲得し、15年中に納入する計画。売上は16年1月期に計上する予定とし、業績に与える影響は少し先になるが、市場では大型受注を素直に好感した買いが殺到した。

■ゲオディノス <4650> 774円  +100 (+14.8%) ストップ高    本日終値
 23日、ゲオディノス <4650> [JQ]が非開示だった15年3月期の経常利益(非連結)が前期比72.4%増の2億円に拡大する見通しと発表したことが買い材料。施設管理コストの削減や休止固定資産関連費用の消滅が利益を押し上げる。業績回復に伴い、未定としていた期末一括配当を11.6円実施し、2期ぶりに復配する方針を示した。同時に、1.89%の自社株買い実施と株主優待の拡充を発表。復配と併せて、株主還元を好感する買いが向かった。

■グローベルス <3528> 56円  +6 (+12.0%)   本日終値
 23日、グローベルス <3528> [東証2]が発行済み株式数(自社株を除く)の5.4%にあたる600万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は6月2日から12月31日まで。

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