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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):サマンサJP、ソフトウェア、ノーリツ鋼機、三陽商

■サマンサJP <7829> 502円  +12 (+2.5%)   本日終値
 19日、サマンサJP <7829> [東証M]が、4月度の売上高が前年同月比30%増を達成したことを受け、同社グループの全スタッフ約2200人に1万円の特別賞与を支給したと発表したことが買い材料。4月に実施された消費増税に対し、1年以上前から「消費税増税に絶対勝つ!」をテーマに、商品企画から販促、人材育成などグループ全スタッフを挙げて立体的に取り組んできた成果が表れた。消費増税の逆風を跳ね返した経営努力を評価する買いが向かった。

■ソフトウェア・サービス <3733> 3,485円  +40 (+1.2%)   本日終値
 19日、ソフトウェア <3733> [JQ] が14年10月期上期(13年11月-14年4月)の経常利益(非連結)を従来予想の18.5億円→28.4億円(前年同期は13.1億円)に53.7%上方修正。増益率が41.2%増→2.2倍に拡大し、従来の2期ぶりの上期の過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要などを背景に、電子カルテなどの販売が想定より伸び、売上が計画を14.9%も上回ったことが利益を押し上げた。修正した上期予想は通期計画の24億円を既に18.5%上回る見通しとなった。同日発表した4月の売上は駆け込み需要の反動で前年同月比43.6%減の6.2億円に落ち込んだものの、4月の受注は同2.4倍の13.3億円と高水準なだけに、通期上振れを期待する買いが向かった。同時に、医療情報システムのオー・エム・シィーの吸収合併に向けて基本合意書を締結したと発表したことも買い気を誘った。

■ノーリツ鋼機 <7744> 624円  -150 (-19.4%) ストップ安    本日終値  東証1部 下落率トップ
 19日、ノーリツ鋼機 <7744> が決算を発表。14年3月期の連結最終利益は前々期比3.2倍の13.2億円に拡大したが、15年3月期は前期比62.2%減の5億円に大きく落ち込む見通しとなったことが売り材料。通信販売事業を中心とした消費税増税前の特需や為替の押し上げ効果などが一巡することや、海外拠点の整理・集約などに伴う費用が響く。

■三陽商会 <8011> 230円  -34 (-12.9%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 19日、三陽商 <8011> が2018年を最終年度とする中期経営計画を発表。18年12月期の連結営業利益を50億円とし、14年12月期予想の72億円から大幅な減益となる見通しを示したことが嫌気された。不採算事業や不採算店舗からの撤退によりしばらくは売上高、利益ともに減少が続く見通し。「バーバリー」のライセンス契約を見直し、事業を終了。15年秋冬からは「ブルーレーベル」「ブラックレーベル」をサブブランドとして継続していく。市場では先行き不透明感を警戒した売りが優勢となった。

■東京コスモス電機 <6772> 150円  -21 (-12.3%)   本日終値
 19日に決算を発表。「前期経常が下振れ着地・今期は8%減益へ」が嫌気された。
 コスモス <6772> [東証2] が5月19日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比9.2%増の5億4400万円に伸びたが、従来予想の6億5000万円を下回って着地。15年3月期は前期比8.1%減の5億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒東京コスモス電機の詳しい業績推移表を見る

■中央ビルト工業 <1971> 119円  -16 (-11.9%)   本日終値
 19日に決算を発表。「今期経常は12%減益へ」が嫌気された。
 ビルト工 <1971> [東証2] が5月19日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の経常利益(非連結)は前の期比29.0%増の5.2億円に伸びたが、15年3月期は前期比11.5%減の4.6億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒中央ビルト工業の詳しい業績推移表を見る

■酉島製作所 <6363> 763円  -33 (-4.2%)   本日終値
 野村証券が19日付で酉島 <6363> の投資判断を「バイ(買い)→ニュートラル(中立)」に引き下げ、目標株価を1660円→950円に減額したことが売り材料視された。会社側による13日の決算発表、14日の説明会などを踏まえ、同証券では15年3月期の連結営業利益を従来予想の35億円→10億円(会社計画は5億円)、16年3月期を40億円→15億円に下方修正した。従来、15年3月期以降の大幅な利益成長を予想していたが、コストの高止まり懸念が払拭され、利益が安定的に出る体質になるにはまだ時間を要すると判断している。13年6月に導入したERP(統合基幹システム)による混乱収束は16年3月期以降になる可能性があると報告。

■日本M&Aセンター <2127> 2,343円  -104 (-4.3%)   本日終値
 19日、日本M&A <2127> が同社の分林保弘会長と三宅卓社長が保有する合計254万4000株(発行済み株式数の約6.4%)の株式売り出しを実施すると発表したことを受け、目先の需給悪化が嫌気された。売り出し目的は、同社株式の投資家層の拡大と株式の流動性の向上が狙い。併せて、38万1600株上限とするオーバーアロットメントによる売り出しも実施する。売り出し価格は27日から30日のいずれかの日の終値に0.9~1を乗じた価格を仮条件とし、需要状況を勘案したうえで決定する。

■日成ビルド工業 <1916> 263円  +21 (+8.7%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 20日に発表した「日成ビルド工業、自社株買いの実施を発表」が買い材料視された。
 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ
  ⇒⇒日成ビルド工業の会社開示情報を見る

■日本ラッド <4736> 301円  +23 (+8.3%)   本日終値
 19日に決算を発表。「前期経常が一転黒字で上振れ着地・今期は15倍増益へ」が好感された。
 日本ラッド <4736> [JQ] が5月19日大引け後(19:15)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は300万円の黒字(前の期は6400万円の赤字)に浮上し、従来予想の900万円の赤字を上回り、赤字予想から一転して黒字で着地。15年3月期の同利益は前期比15倍の4500万円に急拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒日本ラッドの詳しい業績推移表を見る

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