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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):山下医科器械、ジオネクスト、日鍛バ、山一電機

■山下医科器械 <3022> 1,897円  +141 (+8.0%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 16日、山下医科器械 <3022> が14年5月期の連結経常利益を従来予想の4億9700万円→7億8800万円に58.6%上方修正。従来の16.2%減益予想から一転して32.9%増益を見込み、一気に8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。CT、MRIなど検査装置や医療機器消耗品などの販売が想定より伸び、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、期末一括配当を33円→50円(前期は48円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが16.1倍→8.9倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ジオネクスト <3777> 189円  +5 (+2.7%)   本日終値
 16日、ジオネクスト <3777> [JQG]が遺伝子治療研究所を設立し、連結子会社化すると発表したことが買い材料。パーキンソン病やアルツハイマー病、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの神経疾患等に対する遺伝子治療技術の安全な導入と速やかな実用化を目指す。また今後、遺伝子治療センターの設立や遺伝子導入製剤の生産施設の設置を検討するとしている。神経疾患などに対する遺伝子治療の実用化による将来的な業績貢献に期待する買いが向かった。

■日鍛バルブ <6493> 303円  +3 (+1.0%)   本日終値
 16日、日鍛バ <6493> [東証2] が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比10.7%増の16.3億円に伸びて着地。続く15年3月期も前期比64.9%増の27億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は4輪部品を中心に北米、アジアで伸びる。北米の増産投資の一巡やベトナム新工場の稼動などで、採算も改善する。前日終値ベースの予想PERが45.7倍→8.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■山一電機 <6941> 385円  -65 (-14.4%)   本日終値  東証1部 下落率2位
 16日に決算を発表。「今期経常は30%減益へ」が嫌気された。
 山一電機 <6941> が5月16日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は12.9億円の黒字(前の期は8.1億円の赤字)に浮上したが、15年3月期の同利益は前期比30.3%減の9億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒山一電機の詳しい業績推移表を見る

■日本瓦斯 <8174> 1,706円  +37 (+2.2%)   本日終値
 16日に発表した「20.59%上限に自社株TOBを実施」が買い材料。
 発行済み株式数の20.59%にあたる1000万0100株の自社株を対象に、1株1510円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。JPモルガン傘下のOEPとの資本提携解消に伴う株式売却に対応。買付期間は19日から6月17日まで。

■マツダ <7261> 415円  -14 (-3.3%)   本日終値
 19日付の朝刊で「米消費者が集団訴訟、エンジンに欠陥」と一部報じられたことが売り材料視された。

■岩崎通信機 <6704> 85円  -7 (-7.6%)   本日終値
 16日に決算を発表。「今期経常は30%減益へ」が嫌気された。
 岩崎通 <6704> が5月16日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は2億8700万円の黒字(前の期は3900万円の赤字)に浮上したが、15年3月期の同利益は前期比30.3%減の2億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒岩崎通信機の詳しい業績推移表を見る

■スマトブック <2330> 100円  -8 (-7.4%)   本日終値
 16日に発表した「希望退職実施に伴い2Qに特損3300万円」が売り材料。
 希望退職者の募集に27名が応募。第2四半期に約3300万円を特別損失として計上。なお、希望退職による今期の固定費削減効果は約5800万円。

■TYK <5363> 187円  -13 (-6.5%)   本日終値
 16日に決算を発表。「今期経常は35%減益へ」が嫌気された。
 TYK <5363> が5月16日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比55.3%増の15.3億円に拡大したが、15年3月期は前期比35.0%減の10億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒TYKの詳しい業績推移表を見る

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