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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):東燃ゼネ、トモニHD、エクセル、ラクオリア

■東燃ゼネラル石油 <5012> 918円  -61 (-6.2%)   本日終値
 15日に決算を発表。「上期経常を一転赤字に下方修正、通期も減額」が嫌気された。
 東燃ゼネ <5012> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は142億円の赤字(前年同期は414億円の黒字)に転落した。
  ⇒⇒東燃ゼネラル石油の詳しい業績推移表を見る

■トモニホールディングス <8600> 397円  -22 (-5.3%)   本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は48%減益へ」が嫌気された。
 トモニHD <8600> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比50.3%増の144億円に拡大したが、15年3月期は前期比48.1%減の75億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒トモニホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■エクセル <7591> 1,391円  +300 (+27.5%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 15日、エクセル <7591> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比54.1%増の22.6億円に伸び、従来予想の21.5億円を上回って着地。続く15年3月期も前期比67.9%増の38億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。前期に続き中国向けを中心に液晶パネルの販売が大きく伸びるほか、液晶モジュールも堅調で、売上が77.2%増と急拡大を見込む。業績好調に伴い、前期の年間配当を30円→32円(前の期は30円)に増額し、今期も前期比2円増の34円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが6.8倍→3.4倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ラクオリア創薬 <4579> 554円  +80 (+16.9%) ストップ高    本日終値
 15日、ラクオリア <4579> [JQG]が京都大学iPS細胞研究所(以下CiRA)とiPSアカデミアジャパンとの間で、iPS細胞の分化・誘導に関する共同研究契約を締結したと発表したことが買い材料視された。本契約に基づき、同社はCiRA内の増殖分化機構研究部門とiPSアカデミアジャパンと共同で、同社の保有する化合物ライブラリーから、iPS細胞から免疫細胞への分化・増殖を誘導する低分子化合物の探索を行なうとしている。また、共同研究を進めることで、iPS細胞から免疫細胞の効率的な作成技術を開発することを目指すとしており、将来的な業績への寄与を期待した買いが先行した。

■SEED <1739> 575円  +80 (+16.2%) ストップ高    本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は56%増益へ」が好感された。
 SEED <1739> [JQG] が5月15日大引け後(17:10)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は8400万円の黒字(前の期は1億0500万円の赤字)に浮上し、15年3月期の同利益は前期比56.0%増の1億3100万円に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒SEEDの詳しい業績推移表を見る

■ゼロ <9028> 725円  +100 (+16.0%) ストップ高    本日終値
 15日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が2.1倍増益で着地・1-3月期も73%増益」が好感された。
 ゼロ <9028> [東証2] が5月15日大引け後(17:00)に決算を発表。14年6月期第3四半期累計(13年7月-14年3月)の連結経常利益は前年同期比2.1倍の24.2億円に急拡大し、通期計画の27億円に対する進捗率は89.9%に達し、4年平均の74.6%も上回った。
  ⇒⇒ゼロの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「タン・チョンが同社を買収」も買い材料。
 アジアで自動車製造・販売などを行うシンガポールのタン・チョン・インターナショナルグループが同社を約40億円で買収する。16日から6月12日まで1株830円でTOB(株式公開買い付け)を実施し、発行済み株式数の最大51.0%を取得する。上場は維持。

■オウチーノ <6084> 2,899円  +315 (+12.2%) 一時ストップ高    本日終値
 15日、オウチーノ <6084> [東証M]が発行済み株式数(自社株を除く)の7.94%にあたる10万株(金額で3億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は16日から6月30日まで。同時に決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の経常損益(非連結)は1.5億円の赤字となったが、特に売り材料視はされなかった。

■オウケイウェイヴ <3808> 399円  +39 (+10.8%)   本日終値
 14日に発表した「朝日新聞社と提携し合弁会社を設立」が買い材料。
 朝日新聞社と提携し合弁会社を設立。インター ネットを利用した健康・医療・介護情報を提供するコミュニティー・プラットフォーム事業を共同で推進。

■市光工業 <7244> 149円  +12 (+8.8%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 15日、市光工 <7244> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比43.4%減の11.6億円に落ち込んだが、続く15年3月期は前期比2.2倍の25億円に急回復する見通しを示したことが好感された。固定費の抑制や生産効率の向上が寄与するほか、持分法投資利益の増加も増益に貢献する。同時に、未定だった前期配当は5期ぶりに1.5円復配、今期も3円に1.5円増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが21.9倍→7.7倍に急低下し、割安感が強まったことも買い気を誘った。

■田淵電機 <6624> 730円  +48 (+7.0%)   本日終値
 15日、田淵電 <6624> [東証2] が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比5.5倍の55.6億円に急拡大し、従来予想の50億円を上回って着地。続く15年3月期も13.3%増の63億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も新製品の投入で太陽光発電用パワーコンディショナーが収益を牽引する。業績好調に伴い、今期の年間配当は3円増の10円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが7.7倍→6.3倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

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