市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):TPR、アマダ、メルコ、SUMCO

■TPR <6463> 1,872円  +336 (+21.9%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 15日、TPR <6463> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比31.4%増の155億円に拡大し、従来予想の146億円を上回って着地。続く15年3月期も24.1%増の193億円に伸び、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。前期はアジア事業が収益を牽引したほか、国内事業も原価低減などで採算が改善した。今期はアジアを中心に海外事業が収益を牽引する。業績好調に伴い、今期の年間配当は6円増の32円(うち記念配当2円)に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが8.2倍→5.5倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■アマダ <6113> 963円  +130 (+15.6%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 15日後場にアマダ <6113> が決算とともに、株主還元の強化を発表。これを受けて一部報道が16日付で「アマダは稼いだ利益を全て株主に配分する」と発表内容を報じたことが刺激となり、本日も買いを集めた。同社は16年3月期まで利益の半分を配当に充て、残りの半分で自社株買いを実施する。収益の順調な拡大により十分な水準に積み上がった自己資本の増加を抑えて、資本効率を高める狙い。上記方針により、15年3月期の年間配当を6円増配し26円とするほか、100億円の自社株買いを実施する。今期に連結経常利益で前期比45.1%増の300億円を見込む好調な業績とともに、積極的な株主還元姿勢を評価する買いが殺到した。

■メルコホールディングス <6676> 1,635円  +165 (+11.2%)   本日終値  東証1部 上昇率4位
 15日、メルコ <6676> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比41.6%増の35.8億円に伸びて着地。続く15年3月期も前期比61.7%増の58億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は11.1%の減収を見込むものの、NAS製品の好調やコスト削減、海外事業の収益改善が寄与する。前日終値ベースの予想PERが15.5倍→9.3倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■SUMCO <3436> 778円  +47 (+6.4%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 15日、SUMCO <3436> が14年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の65億円→100億円に53.8%上方修正。決算期変更前の上期である13年2-7月期に比べて2.7倍に急拡大する見通しとなったことが買い材料。スマートフォンなど携帯情報端末の需要拡大を背景に300mmウエハーの販売が伸びるほか、車載向けパワー半導体など小口径ウエハーも好調で、売上が計画を上回ることが利益を押し上げる。

■マツキヨHD <3088> 3,305円  +175 (+5.6%)   本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は微増で4期連続最高益更新へ」が好感された。
 マツキヨHD <3088> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比13.1%増の245億円になり、15年3月期は前期比0.4%増の246億円とほぼ横ばいを見込み、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。23期連続増収、5期連続増益になる。
  ⇒⇒マツキヨHDの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1.83%上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 15日、マツキヨHD <3088> が発行済み株式数(自社株を除く)の1.83%にあたる100万株(金額で40億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は19日から9月30日まで。

■ティーガイア <3738> 955円  +47 (+5.2%)   本日終値
 15日に決算を発表。「今期経常は1%増益へ」が好感された。
 ティーガイア <3738> が5月15日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比8.3%増の126億円になり、15年3月期も前期比1.1%増の128億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒ティーガイアの詳しい業績推移表を見る

■日本ガイシ <5333> 2,038円  +95 (+4.9%)   本日終値
 ガイシ <5333> が逆行高。15日大引け後に発表した2014年3月期連結経常利益は前の期比2.1倍の458億円に急拡大し、15年3月期も前期比9.1%増の500億円と続伸見通し。今期年間配当については前期比2円増やし24円する方針とした。2期連続の2円増配となる。直近3ヵ月の実績である1-3月期(4Q)連結経常利益は前年同期比77.5%増の129億円に拡大し、売上営業利益率は前年同期の6.2%から13.4%へと大幅に改善した。自動車用排ガス浄化装置の世界大手、前期は売上の6割を占めるセラミックス事業が大幅増収となった。米国、中国け排ガス浄化装置の販売が伸び、前期売上高増を牽引。為替の円安推移も利益押し上げ要因となった。年間配当については前の期比2円増配し22円とした。今3月期も自動車用排ガス浄化装置、半導体製造装置向けセラミックス製品とも需要拡大を見込む。

■ミズノ <8022> 591円  +14 (+2.4%)   本日終値
 15日、ミズノ <8022> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比42%増の58.1億円に伸び、15年3月期も前期比37.6%増の80億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。全世界でのシューズ販売が1割増え、中国事業は不採算店舗の縮小などで収益が改善する。また、全米女子プロゴルフ公式戦「ミズノクラシック」への抽選での招待や、大阪マラソン2014への抽選出走権など株主優待の追加継続も好感された。

■ジーエヌアイグループ <2160> 275円  -38 (-12.1%)   本日終値
 15日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は赤字拡大で着地」が嫌気された。
 ジーエヌアイ <2160> [東証M] が5月15日大引け後(16:00)に決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常損益は1.5億円の赤字(前年同期は1.2億円の赤字)に赤字幅が拡大した。
  ⇒⇒ジーエヌアイグループの詳しい業績推移表を見る

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均