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【材料】ハピネット---2014年3月期は2ケタ増収増益、「妖怪ウォッチ」などが大ヒット


玩具卸売りのハピネット<7552>は13日、2014年3月期決算を発表した。連結業績は、売上高が前期比17.0%増の2068.67億円、営業利益が同30.8%増の38.88億円、経常利益が同27.1%増の39.17億円、純利益が同22.6%増の24.66億円となった。

2013年7月にビデオゲーム商材の卸売業を営むトイズユニオンを子会社化したことにより、売上高は大幅に増加した。また、利益面では、玩具事業やアミューズメント事業で「仮面ライダー鎧武」「獣電戦隊キョウリュウジャー」「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」などのヒット商材に恵まれたことが2ケタ増益に寄与した。

2015年3月期については、各事業分野で更なる市場シェア拡大を目指すとともに、新たなエンタテインメントビジネスに積極的に挑戦し成長・発展を目指す方針。売上面では、玩具事業においてキャラクター商材の販売の最大化に、またビデオゲーム事業においてメーカーとのより強固な関係構築に注力する。利益面では、アミューズメント事業において消費増税の影響があるものの、映像音楽事業においては利益率の高いオリジナル映像作品の拡大を、ビデオゲーム事業においては子会社の統合で組織の効率化による生産性向上を図る。

2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比1.5%増の2100.00億円、営業利益が同2.9%増の40.00億円、経常利益が同2.1%増の40.00億円、純利益が同5.4%増の26.00億円と、引き続き増収増益を見込んでいる。

同社は、玩具や映像音楽ソフト、ビデオゲーム、アミューズメント商品等の卸売りを手掛ける。バンダイナムコホールディングス<7832>の関連会社だが、バンダイ以外の製品も幅広く取り扱っている。

《FA》

 提供:フィスコ

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