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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):帝繊維、ネクソン、テンプHD、参天薬

■帝国繊維 <3302> 1,739円  +299 (+20.8%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 13日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は2.6倍増益で着地」が好感された。
 帝繊維 <3302> が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比2.6倍の49.9億円に急拡大し、通期計画の78億円に対する進捗率は64.1%に達し、5年平均の48.0%も上回った。
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■ネクソン <3659> 921円  +99 (+12.0%)   本日終値  東証1部 上昇率7位
 13日、ネクソン <3659> が発行済み株式数(自社株を除く)の2.8%にあたる1250万株(金額で100億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は14日から8月14日まで。同時に、非開示だった上期(1-6月)の連結税引き前利益は前年同期比19.5%減の296億円に減る見通しを示したが、特に売り材料視はされなかった。

■テンプホールディングス <2181> 2,848円  +288 (+11.3%)   本日終値  東証1部 上昇率8位
 13日に決算を発表。「今期経常は14%増で2期連続最高益、前期配当を4円増額・今期は4円増配へ」が好感された。
 テンプHD <2181> が5月13日大引け後(15:30)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比82.8%増の184億円に拡大し、15年3月期も前期比13.7%増の210億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、4期連続増益になる。同時に、前期の年間配当を20円→24円(前の期は18円)に増額し、今期も前期比4円増の28円に増配する方針とした。
  ⇒⇒テンプホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■参天製薬 <4536> 5,140円  +500 (+10.8%)   本日終値  東証1部 上昇率9位
 13日。参天薬 <4536> が米医薬品大手メルクが欧州やアジア地域などで保有する眼科用医薬品の製造販売権を取得すると発表したことが買い材料視された。取得金額は6億ドル(約612億円)で、取得するのは目の病気として患者の多い緑内障などの治療薬で合計9商品。製造販売権のほか、特許や商標などすべての資産を取得するという。同社では、製品ラインアップを充実させるとともに、現在事業を展開していない国や地域へのアクセスを獲得することで海外事業展開の加速を目指すとしており、今後の業績への寄与を期待した買いが向かった。

■KADOKAWA <9477> 3,465円  +315 (+10.0%)   本日終値
 カドカワ <9477> とドワンゴ <3715> が続急伸。日経新聞が14日付で「『角川書店』で知られるKADOKAWA(東証1部上場)と、動画配信大手のドワンゴ(同)は経営統合する方針を固めた」と報じたことが買い材料視された。報道によると「来年春にも持ち株会社を設立して2社が傘下に入る」という。経営統合による豊富なコンテンツと高いネット発信力を併せ持つメディアの誕生を期待した買いが向かった。なお、両社は14日朝、経営統合について本日開催の取締役会に付議し、決定次第速やかに開示すると発表した。

■ネクスト <2120> 926円  +84 (+10.0%)   本日終値
 13日に決算を発表。「今期経常は1%増で2期連続最高益、前期配当減配も今期増配」が好感された。
 ネクスト <2120> が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比48.6%増の23億円に拡大し、15年3月期は前期比0.9%増の23.2億円とほぼ横ばいを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。3期連続増収、増益になる。同時に、前期の年間配当を4.8円→4.74円(前の期は6.5円)に減額し、今期は前期比0.18円増の4.92円に増配する方針とした。
  ⇒⇒ネクストの詳しい業績推移表を見る

■セイコーHD <8050> 406円  +28 (+7.4%)   本日終値
 13日、セイコーHD <8050> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比3.1倍の101億円に急拡大して着地。続く15年3月期も前期比27.9%増の130億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期もシェア拡大で主力のウオッチ事業が収益を牽引する。電子デバイス事業の収益向上も見込む。今期の為替レートは、1ドル=100円、1ユーロ=135円を想定。業績好調に伴い、今期の年間配当は2.5円増の7.5円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが8.7倍→7.8倍に低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■三機工業 <1961> 672円  +45 (+7.2%)   本日終値
 13日、三機工 <1961> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比17.4%増の31.4億円に拡大し、従来予想の28億円を上振れて着地。続く15年3月期も前期比11.3%増の35億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期は前期からの繰越工事の進捗管理や短工期受注の確保による増収効果に加え、徹底したコスト管理が寄与する。同時に、発行済み株式数の4.31%にあたる300万株の自社株を20日付で消却すると発表。需給改善や株式価値の向上といった株主還元を好感する買いも向かった。
  ⇒⇒三機工業の詳しい業績推移表を見る

■大京 <8840> 213円  +14 (+7.0%)   本日終値
 13日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は6%増益へ」が好感された。
 大京 <8840> が5月13日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比16.8%減の168億円になったが、従来予想の145億円を上回って着地。15年3月期は前期比5.5%増の178億円に伸びる見通しとなった。
  ⇒⇒大京の詳しい業績推移表を見る

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