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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):エナリス、ミツミ、不動テトラ、エスケーエレ

■エナリス <6079> 1,377円  -104 (-7.0%)   本日終値
 12日、エナリス <6079> [東証M]が400万株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う60万株の第三者割当増資を実施すると発表。新株発行が最大で発行済み株式数の10.5%およぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が嫌気された。発行価格は28日から6月2日までのいずれかの日に決定。最大で約64億2200万円の調達資金は、販売用発電所の建設に伴う運転資金や、新規のバイオディーゼル発電所の建設に係る設備投資資金に充てる。このほか、公募増資に先だって決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は1.3億円となり、通期計画の22億円に対する進捗率が6.1%にとどまったことも失望売りを誘った。

■ミツミ電機 <6767> 639円  -48 (-7.0%)   本日終値  東証1部 下落率9位
 12日に決算を発表。「今期経常は24%減益、2円増配へ」が嫌気された。
 ミツミ <6767> が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は26.3億円の黒字(前の期は32.7億円の赤字)に浮上したが、15年3月期の同利益は前期比24.0%減の20億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒ミツミ電機の詳しい業績推移表を見る

■不動テトラ <1813> 205円  -12 (-5.5%)   本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は63%減益、1円減配へ」が嫌気された。
 不動テトラ <1813> が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比2.3倍の44.1億円に拡大したが、15年3月期は前期比62.8%減の16.4億円に大きく落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒不動テトラの詳しい業績推移表を見る

■エスケーエレ <6677> 965円  +150 (+18.4%) ストップ高    本日終値
 12日、エスケーエレ <6677> [JQ] が決算を発表。14年9月期の連結経常損益を従来予想の17.5億円→33億円に88.6%上方修正。従来の0.7%減益予想から一転して87.3%増益を見込み、一気に9期ぶりに過去最高益を大幅に更新する見通しとなったことが買い材料。テレビやスマートフォン、タブレット端末などの液晶パネルの活発な開発を背景に、フォトマスク需要が想定より伸び、売上が計画を14.9%も上回ることが寄与。利益率の高い製品の売上構成比率が上昇することも利益を押し上げる。前日終値ベースの予想PERが7.4倍→4.0倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■メディアドゥ <3678> 4,850円  +700 (+16.9%) ストップ高    本日終値
 13日朝、メディアドゥ <3678> [東証M]が電子図書館向けプラットフォームの世界最大手である米オーバドライブ社と業務提携すると発表したことが買い材料。オーバードライブの貸し出しシステムを日本市場向けにカスタマイズし、公共・学校・企業などの国内図書館向けに電子図書館サービス事業を展開する。また、オーバードライブ社が手掛ける100万タイトルを超える海外コンテンツを国内事業者に配信するほか、同社が持つ200社超の取引先の電子書籍コンテンツをオーバードライブの既存の図書館ネットワーク向けに提供する。株数は不明ながらオーバードライブによる同社株の一部保有も明らかにしたが、13日付の一部報道では「月内にも発行済み株式の約1%を取得。その後も最大10%程度を目安に段階的に出資比率を高める」と報じている。発表を受けて相乗効果による電子図書館事業の拡大に期待する買いが殺到した。

■メディネット <2370> 226円  +27 (+13.6%)   本日終値
 12日に発表した「樹状細胞増幅の特許技術を導入」が買い材料。
 アイロムHD子会社のディナベックが保有する「樹状細胞を増幅する特許技術」について、中国を除く全世界における独占的実施権を取得。

■キトー <6409> 2,120円  +193 (+10.0%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 12日、キトー <6409> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比67.8%増の40.9億円に拡大し、従来予想の33億円を上回って着地。続く15年3月期も前期比12.4%増の46億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。今期も北米、アジアを中心とした製造業の増産に向けた旺盛な設備投資を背景に、ホイストなど工場向け搬送機器の販売が伸びる。業績好調に伴い、前期配当を30円→40円に増額し、今期も10円増の50円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが13.7倍→9.0倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■ペガサスミシン製造 <6262> 375円  +24 (+6.8%)   本日終値
 12日、ペガサス <6262> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比4.7倍の12.6億円に急拡大し、従来予想の9.1億円を上回って着地。続く15年3月期も前期比8.7%増の13.7億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。前期上振れはミシンの好採算機種の販売増やコスト削減、為替差益の発生が背景。今期は工業ミシンの販売好調などで13.9%増収を見込むほか、コスト削減も寄与する。業績好調に伴い、今期の年間配当は2円増の8円に増配する方針を示した。前日終値ベースの予想PERが9.6倍→7.1倍に低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■CEホールディングス <4320> 1,326円  +35 (+2.7%)   本日終値
 12日、CEHD <4320> [東証M] が決算を発表。14年9月期上期(13年10月-14年3月)の連結経常利益が前年同期比54.9%増の8億1300万円に拡大して着地したことが買い材料。主力の電子カルテシステムを中心に受注好調で、22.5%の大幅増収を達成したことが寄与。通期計画(7億6500万円)を既に6.3%上回ったことで、通期上振れを期待する買いが向かった。

■ロンシール工業 <4224> 125円  -21 (-14.4%)   本日終値
 12日に決算を発表。「今期経常は31%減益、25期ぶり2円で復配へ」が嫌気された。
 ロンシール <4224> [東証2] が5月12日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比56.4%増の13億円に拡大したが、15年3月期は前期比30.8%減の9億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒ロンシール工業の詳しい業績推移表を見る

●ストップ高銘柄
 ファーストエスコ <9514> 946円  +150 (+18.8%) ストップ高    本日終値
 エンバイオH <6092> 1,071円  +150 (+16.3%) ストップ高    本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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