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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ワイヤレスG、Fエスコ、メディアS、富士石油

■ワイヤレスゲート <9419> 2,549円  +447 (+21.3%)   本日終値
 8日に決算を発表。「1-3月期(1Q)経常は18%増益で着地」が好感された。
 ワイヤレスG <9419> [東証M] が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結経常利益は前年同期比18.3%増の2億円に伸び、1-6月期(上期)計画の4.1億円に対する進捗率は50.2%となり、2年平均の50.7%とほぼ同水準だった。
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 同時に発表した「0.20%上限に自社株買いを実施」も買い材料。
 8日、ワイヤレスG <9419> [東証M]が発行済み株式数(自社株を除く)の0.20%にあたる2万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い手掛かり。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は22日から7月4日まで。
 同時に発表した「東証本則市場への変更申請に向け準備」も買い材料。

■ファーストエスコ <9514> 866円  +150 (+21.0%) ストップ高    本日終値
 8日、Fエスコ <9514> [東証M] が決算を発表。14年6月期第3四半期累計(13年7月-14年3月)の連結経常利益が前年同期比4.5倍の11.5億円に急拡大して着地したことが買い材料。直近の1-3月期の同利益は3.1倍の5.5億円と四半期ベースの過去最高益を更新。バイオマス発電が好調なグリーエナジー事業が収益を牽引した。7-3月期が通期計画(11億円)を既に5.1%上回ったことで、通期上振れを期待する買いが向かった。

■メディアシーク <4824> 596円  +95 (+19.0%)   本日終値
 8日に発表した「スマートフォン向け高付加価値バーコード読み取りアプリ『バーコードリーダー/アイコニット』が累計1100万ダウンロードを達成」が買い材料。

■富士石油 <5017> 335円  +31 (+10.2%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 8日に決算を発表。「今期経常は黒字浮上、前期配当減配も今期増配」が好感された。
 富士石油 <5017> が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常損益は101億円の赤字(前の期は32.7億円の黒字)に転落したが、15年3月期は34億円の黒字にV字回復する見通しとなった。同時に、今期の年間配当は前期比1円増の6円に増配する方針とした。
  ⇒⇒富士石油の詳しい業績推移表を見る

■東洋シヤッター <5936> 653円  +50 (+8.3%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 8日、洋シヤタ <5936> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の7億円→11.4億円に63.9%上方修正。増益率が23.7%増→2.0倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。重量シャッターなどの受注が想定より伸び、売上が計画を4.7%上回ったことが寄与した。原価低減に取り組んだことも利益を押し上げた。 業績上振れに伴い、期末一括配当を15円→20円(前の期は15円)に増額修正した。前日終値ベースの予想PERが9.3倍→6倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。同時に、中期計画の15年3月期の経常利益を8億円→12億円に上方修正したことも好感された。今期も4.6%増益を見込む。

■日特建設 <1929> 383円  +18 (+4.9%)   本日終値
 8日、日特建 <1929> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の18.5億円→29億円(前々期は22.4億円)に56.8%上方修正し、一転して28.9%増益見通しとなったことが買い材料。受注高増加による増収効果や、完成工事総利益率の改善と経費削減が利益を押し上げた。業績好調に伴い、期末一括配当を従来計画の6円→8円(前の期は6円)に増額修正したことも支援材料となった。

■三社電機製作所 <6882> 527円  -79 (-13.0%)   本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は30%減益へ」が嫌気された。
 三社電機 <6882> [東証2] が5月8日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比59.8%増の25.8億円に拡大したが、15年3月期は前期比30.3%減の18億円に落ち込む見通しとなった。
  ⇒⇒三社電機製作所の詳しい業績推移表を見る

■かわでん <6648> 1,420円  -185 (-11.5%)   本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は28%減益へ」が嫌気された。
 かわでん <6648> [JQ] が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。14年3月期の経常利益(非連結)は前の期比2.1倍の13.6億円に拡大したが、15年3月期は前期比28.2%減の9.8億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒かわでんの詳しい業績推移表を見る

■オルトプラス <3672> 1,204円  -135 (-10.1%)   本日終値  東証1部 下落率3位
 8日に決算を発表。「上期経常が58%減益で着地・1-3月期も59%減益」が嫌気された。
 オルトP <3672> が5月8日大引け後(15:30)に決算を発表。14年9月期第2四半期累計(13年10月-14年3月)の連結経常利益は前年同期非連結比58.0%減の2億0100万円に大きく落ち込み、通期計画の9億6100万円に対する進捗率は20.9%にとどまり、さらに前年同期の67.0%も下回った。
  ⇒⇒オルトプラスの詳しい業績推移表を見る

■図研エルミック <4770> 253円  -22 (-8.0%)   本日終値
 8日、東証と日証金がエルミック <4770> [東証M]について9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

●ストップ高銘柄
 クラスターテクノロジー <4240> 771円  +100 (+14.9%) ストップ高    本日終値
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 ヒラノテクシード <6245> 761円  -300 (-28.3%) ストップ安    本日終値
 新華HD <9399> 427円  -100 (-19.0%) ストップ安    本日終値
 など、3銘柄

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