【市況】-1σが支持線に変わるかを見極め/日経225・本日の想定レンジ
[本日の想定レンジ]
7日のNY市場はまちまち。小幅上昇して始まったものの、イエレンFRB議長が議会証言で住宅市場や雇用に慎重な見方を示したことが嫌気され下落に転じた。その後ロシアのプーチン大統領がウクライナ東部での住民投票延期を要請したことが報じられると上昇に転じたものの、ハイテクセクターや小型株には引き続き売りが継続する展開となった。ダウ平均は117.52ドル高の16518.54、ナスダックは13.09ポイント安の4067.67。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の14210円。
まずはシカゴ先物にサヤ寄せする格好からの反発が期待されよう。14000円割れ寸前まで下げていたことや400円を超える大幅な下げとなったことで想定内のリバウンドといったところか。ただ、ボリンジャーバンドでは-1σを割り込み、-2σに接近している。もう一段の下げを見てからではないと、明確な底打ちも意識しづらい。-1σは14160円辺りに位置しており、これが支持線に変わるかを見極めたいところ。買い一巡後の戻りの鈍さから自律反発の域を脱せないと、仕掛け的な流れが強まる可能性もある。また、昨日の高値水準に接近する局面では利食いの流れも強まると考えられる。14100-14300円のレンジを想定する。
[予想レンジ]
上限 14300円-下限 14100円
《TM》
提供:フィスコ