市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ディディエス、日本通信、名村造、TOA

■ディー・ディー・エス <3782> 989円  +129 (+15.0%)   本日終値
 2日に発表した「投資有価証券売却益1.38億円を計上」が買い材料。

■日本通信 <9424> 500円  +43 (+9.4%)   本日終値
 日本通信 <9424> [JQ]が急反発。日経新聞が5日付でソフトバンク <9984> とKDDI <9433> が格安スマートフォン(スマホ)を手掛ける通信会社向けの回線貸出事業に参入すると報道。「ソフトバンクは日本通信と交渉を進めており、同社は早ければ今夏にもソフトバンクの回線を使ったサービスを始める」と伝えたことが買い材料視された。同社は格安スマホ向けではイオン <8267> に続き、ヨドバシカメラへの通信サービス提供が報じられて4月に急騰を演じた経緯がある。格安スマホ向け回線貸し出しでNTTドコモ <9437> を含む3社が競うことになるとあって、回線利用料金の低下によるメリット享受やサービスの質向上を期待する買いが向かった。

■名村造船所 <7014> 922円  +74 (+8.7%)   本日終値  東証1部 上昇率トップ
 2日、名村造 <7014> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の180億円→237億円に31.7%上方修正。増益率が24.3%増→63.7%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。修繕船事業の売上が大きく伸び、全体の売上が計画を上回ったことが寄与。コスト削減や円安による採算改善、受注船価の向上も利益を押し上げた。為替差益が膨らんだことも最高益上乗せに貢献した。業績上振れに伴い、前期の年間配当を20円→30円(前々期は18円)に大幅増額修正した。前日終値ベースの予想PERが4.3倍→3.2倍に急低下し、割安感がさらに強まったことも買いに拍車を掛けた。

■TOA <6809> 1,091円  +77 (+7.6%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 2日に決算を発表。「今期経常は13%増で2期連続最高益、前期配当増額も今期減配」が好感された。
 TOA <6809> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比13.9%増の44.4億円になり、15年3月期も前期比12.5%増の50億円に伸びを見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。5期連続増収、増益になる。
  ⇒⇒TOAの詳しい業績推移表を見る

■アサヒ <2502> 2,821円  +3 (+0.1%)   本日終値
 2日、アサヒ <2502> が決算を発表。14年12月期第1四半期(1-3月)の連結営業利益は2.5倍の153億円に急拡大して着地。第1四半期の営業利益としては10年ぶりに過去最高益(82.3億円)を大幅に更新したことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要を追い風に、ビールの主力ブランド「スーパードライ」や食品の売上が大きく伸びたことが寄与。容器の内製化といったコスト削減や減価償却費の低減も利益を押し上げた。

■ワタミ <7522> 1,349円  -143 (-9.6%)   本日終値  東証1部 下落率6位
 2日、ワタミ <7522> が14年3月期の連結最終損益を従来予想の12億円の黒字→49.1億円の赤字(前々期は35.4億円の黒字)に下方修正し、一転して上場来初の赤字見通しとなったことが売り材料。国内外食事業の客数が回復せず、既存店売上高が前年比が6.9%減となったことや、宅配や介護事業も振るわなかった。また、閉店店舗や収益性が低下した店舗の固定資産に対し減損処理を実施し、特別損失約26.4億円を計上するほか、将来利益を上げる前提で計上していた繰り延べ税金資産22.4億円を取り崩したことも響いた。

■出光興産 <5019> 2,101円  -137 (-6.1%)   本日終値
 3日付の朝刊で「三井物との米石化事業を断念」と一部報じられたことが売り材料視された。
 2日に決算を発表。「今期経常は7%減益へ」が嫌気された。
 出光興産 <5019> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比24.9%減の819億円になり、15年3月期も前期比7.2%減の760億円に減る見通しとなった。3期連続減益になる。
  ⇒⇒出光興産の詳しい業績推移表を見る

■アルペン <3028> 1,783円  -112 (-5.9%)   本日終値
 2日に決算を発表。「7-3月期(3Q累計)経常が38%減益で着地・1-3月期も37%減益」が嫌気された。
 アルペン <3028> が5月2日大引け後(15:30)に決算を発表。14年6月期第3四半期累計(13年7月-14年3月)の連結経常利益は前年同期比38.4%減の53億円に落ち込み、通期計画の95億円に対する進捗率は55.8%にとどまり、5年平均の71.3%も下回った。
  ⇒⇒アルペンの詳しい業績推移表を見る

■アプラスフィナンシャル <8589> 134円  -8 (-5.6%)   本日終値
 2日に業績修正を発表。「前期経常を一転39%減益に下方修正、未定だった配当は無配継続」が嫌気された。
 アプラス <8589> が5月2日大引け後(15:30)に業績・配当修正を発表。14年3月期の連結経常利益を従来予想の99億円→55億円(前の期は90.8億円)に44.4%下方修正し、一転して39.5%減益見通しとなった。
  ⇒⇒アプラスフィナンシャルの詳しい業績推移表を見る

■太陽ホールディングス <4626> 3,025円  -160 (-5.0%)   本日終値
 2日に決算を発表。「今期経常は2%減益、30円減配へ」が嫌気された。
 太陽HD <4626> が5月2日大引け後(15:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比65.0%増の78.2億円に拡大したが、15年3月期は前期比1.6%減の77億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒太陽ホールディングスの詳しい業績推移表を見る

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均