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【材料】博展---2014年3月期は2ケタ増収、主力事業の強化と新規事業拡大に積極投資


博展<2173>は2日、2014年3月期決算を発表した。売上高が前期比13.8%増の56.04億円、営業利益が同27.4%減の2.72億円、経常利益が同29.1%減の2.67億円、純利益が同25.0%減の1.64億円だった。

主力であるイベント展示会やプライベートショーなどの出展サポートサービスおよび主催サポートサービスが好調に推移したほか、新規事業のコンファレンス&コンベンションサポートサービスや商環境サポートサービス、デジタルマーケティングサポートサービスについては新たな収益の柱に育てる戦略が順調に進展したことで売上高は2ケタ増収となった。利益面では、マーケティングイベントの大型化に伴う地方案件の増加で外注原価率が上昇したことや、中期経営計画に基づく戦略的取り組みや営業機能強化を目的とした投資、人材補強費などの成長投資を積極的に行ったことが影響した。

1つ1つの展示会出展や販促イベントに対する「点」のサポートから、コミュニケーション計画や見込み客育成、顧客データベース運営などを絡めながら一連の「Face to Faceマーケティング活動」をサポートしていく「線」や「面」のサポートへと進めていくことで、顧客内シェアを拡大していく戦略に引き続き取り組んでいく。また、新たな中期ビジョンで、従来のFace to Faceマーケティングの上位概念にあたる「Experienceマーケティング(人と人とが出会う場や空間で行われる様々な体験を通じて、生まれる感動や経験の価値を提供すること)」サービスを掲げ、事業の一層の強化を図っていく。

2015年3月期の業績予想は、売上高が前期比16.0%増の65.00億円、営業利益が同21.1%増の3.30億円、経常利益が同15.1%増の3.08億円、純利益が同12.0%増の1.83億円を見込んでいる。

同社は、合同展示会や販促イベントなど、人と人とが直接出会うFace to Faceのマーケティング市場をサポートする企業である。同市場で必要とされるサービスをワンストップで提供できることを強みとしている。

《FA》

 提供:フィスコ

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