【材料】フージャース---2014年3月期は増収増益見通し、2015年3月期も順調な滑り出し
フージャースホールディングス<3284>は、首都圏を中心に「デュオ」などのブランドでマンション・戸建住宅の分譲事業を展開する。2013年3月期の実績は契約数1,262戸、引渡数1,200戸。従来は郊外型新築マンションが多かったが、シニア向けマンション、リノベーションマンション、市街地再開発など新分野への事業展開を進めている。展開エリアも東北など全国へ拡大中。
18日に発表した第4四半期(2014年1月-3月期)の営業概況によれば、2015年3月期の計画引渡戸数1,500戸のうち、2014年3月末現在で全体の35.8%に当たる537戸の契約が完了した。北海道支店を新設し、札幌市において新規エリアの事業用地を取得するなど、2015年3月期の滑り出しは順調に推移している。
5月15日に発表予定の2014年3月期決算は、売上高が370.00億円、営業利益が69.00億円、経常利益が65.00億円、純利益が37.50億円を見込んでいる。持株会社設立前となる前期との比較では、売上高が12.3%増、営業利益が9.8%増、経常利益が8.1%増、純利益が32.7%減となる。法人税等の負担が平常化することで最終利益は減少するが、売上高・営業利益・経常利益ベースでは増収増益が継続する見通し。
《FA》
提供:フィスコ