【市況】<週末コメント> ─ 来週の相場展望 ─ 2014年4月25日
今週の日経平均終値は14429円26銭、前週末比87円01銭安でした。
今週はほぼ毎日のように上値1万4500~600円のカベに抑えられる展開となりました。出来高が少なく外国人があまり動いていない状況ですから、数々の抵抗線が重なるこの水準を突破するのは容易なことではないでしょうが、現下の調整含みのトレンドを脱するには、やはりこのカベをクリアすることは必要条件のように思えます。米国株(NYダウ)が最高値圏に近いところまで回復しているため、一時想定された米国発の世界的調整は回避されていますので、外国人が日本株を大きく売り越してくる懸念は後退しています。外国人が売り越しさえしなければ日経平均の底割れも回避されるでしょう。売り買いの決定的な材料のない今は、状況的に1万4000円台でのレンジ取引が主となります。日本でも3月決算の発表が本格化してまいりました。消費増税というイベントのためにやや慎重な今期予想を出すところが多いかと思いますが、それらある程度のネガティブな部分はそこそこ織り込まれていると考えます。来週は大型連休の入口で商いが薄くなりがちなところに、米FOMCや雇用統計の発表が控えており、先物主導でやや荒れやすくなるかもしれません。短期で割り切った売買が主となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)
今週はほぼ毎日のように上値1万4500~600円のカベに抑えられる展開となりました。出来高が少なく外国人があまり動いていない状況ですから、数々の抵抗線が重なるこの水準を突破するのは容易なことではないでしょうが、現下の調整含みのトレンドを脱するには、やはりこのカベをクリアすることは必要条件のように思えます。米国株(NYダウ)が最高値圏に近いところまで回復しているため、一時想定された米国発の世界的調整は回避されていますので、外国人が日本株を大きく売り越してくる懸念は後退しています。外国人が売り越しさえしなければ日経平均の底割れも回避されるでしょう。売り買いの決定的な材料のない今は、状況的に1万4000円台でのレンジ取引が主となります。日本でも3月決算の発表が本格化してまいりました。消費増税というイベントのためにやや慎重な今期予想を出すところが多いかと思いますが、それらある程度のネガティブな部分はそこそこ織り込まれていると考えます。来週は大型連休の入口で商いが薄くなりがちなところに、米FOMCや雇用統計の発表が控えており、先物主導でやや荒れやすくなるかもしれません。短期で割り切った売買が主となりそうです。(ストック・データバンク 編集部)