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【市況】来週は短期的な資金に振らされやすい【クロージング】


25日の日経平均は小幅反発となり、24.27円高の14429.26円(出来高概算20億5000万株)で取引を終えた。売り先行後は14500円を回復する局面をみせたが、結局は週を通じてのボックス相場が続いていた。先物主導の展開とみられ、昨日はTPPで合意できなかったことを手掛かりにした売り仕掛け、合意できずも日米共同声明発表で買い戻しといったところか。

また、決算が本格化する中、決算を手掛かりに短期筋の資金が集中しやすく、過剰反応とも取れる動きをみせている。材料系の銘柄についても一気に資金が向かうが故に、その後の反動も目立つ。来週はゴールデンウィークで参加者が限られるとみられるほか、日銀の金融政策決定会合や米雇用統計なども控えるなか、短期的な資金に振らされやすくなろう。

金融政策決定会合ではサプライズ緩和が期待されるものの、現状維持がコンセンサスであろう。それでも、現状維持ならば、売り仕掛け的な商いに翻弄されやすくなりそうである。指値状況が薄く、且つ逃げ足の速い資金であるため、フットワークが求められそうだ。

《KO》

 提供:フィスコ

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