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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):ホットリンク、コンセック、santec、アイサンテク

■ホットリンク <3680> 2,371円  +291 (+14.0%)   本日終値
 ホットリンク <3680> [東証M]が続急伸。日経新聞が24日付で「データ分析サービスを手掛けるホットリンクは、インターネット上の風評監視サービスをスマートフォン(スマホ)のみでも利用できるようにする」と報じたことが買い材料視された。報道によると、従来パソコン向けとセットのサービスで半年単位の契約だったが、スマホだけで1ヵ月単位で使えるようになったという。国内2000サイトの投稿を監視でき、自社にとってネガティブな単語の出現頻度が一定数を超えると企業の担当者に通知メールが届く仕組み。料金は1ヵ月18万円。従来に比べてサービスが手軽に使えるようになったことで、風評被害に敏感な企業の需要取り込みに期待する買いが向かった。

■コンセック <9895> 189円  +16 (+9.3%)   本日終値
 23日、コンセック <9895> [JQ] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の1億5000万円→3億円に2.0倍上方修正。増益率が85.2%増→3.7倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。耐震工事を中心に工事売上が伸びたうえ、ワイヤーソーなど切削機具の販売も好調で、売上が計画を上回ったことが利益を押し上げた。業績上振れに伴い、期末一括配当を1円→2円(前の期は無配)に増額修正した。

■santec <6777> 392円  +32 (+8.9%)   本日終値
 23日、santec <6777> [JQ] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の2億2400万円→3億0700万円(前々期は1億9700万円)に37.1%上方修正したことが買い材料。各事業における売上高積み上げと円安による売上高の増加に加え、為替差益の発生が利益を押し上げた。同時に権利付き最終日は過ぎているものの、期末一括配当を従来計画の4円→6円(前々期は3円)に増額修正したことも支援材料となった。

■アイサンテクノロジー <4667> 1,107円  +47 (+4.4%)   本日終値
 23日、アイサンテク <4667> [JQ]が21日に開いた「道路情報のモデル化による走行支援の研究開発」の成果報告会の発表内容をレポートで開示したことが買い材料。同プロジェクトは13年6月から14年3月にかけて名古屋大などと共同で実施した、準天頂衛星「みちびき」を使用した衛星測位による車線認識走行実験。市販のカーナビの多くはGPS単独情報ではなく「ジャイロ&マップマッチング」の機能を用いてナビゲーションを実現しているが、同プロジェクトではGNSS(全地球型測位システム)衛星測位単独での「車線認識まで実現」を目指した。成果報告では、高層建物のある市街地では車線認識の実現まで課題があるものの、郊外に関しては衛星配置が良好であれば車線認識走行に成功したという。従来のナビゲーションなどでは不可能であった車線認識ナビゲーションの実用化への道を切り拓く技術として、その将来性に期待する買いが向かった。

■東京エネシス <1945> 505円  +19 (+3.9%)   本日終値
 23日、東京エネシス <1945> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の17億円→28.7億円68.8%上方修正。減益率が64.9%減→40.7%減に縮小する見通しとなったことが買い材料。火力発電所の建設が計画以上に進んだことに加え、福島原発の安定化作業やメガソーラー発電所の設置工事が伸び、売上が計画を上回ったことが利益を押し上げた。

■大井電気 <6822> 200円  +3 (+1.5%)   本日終値
 23日、大井電気 <6822> [JQ] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の1.4億円→3億円(前々期は8.2億円)に2.1倍上方修正したことが買い材料。情報通信機器製造販売の原価低減効果が予想を上回り売上総利益率が好転したほか、ネットワーク工事保守の落込みが想定以下にとどまったことが寄与した。

■ピクセラ <6731> 140円  +1 (+0.7%)   本日終値
 ピクセラ <6731> が急騰。日経新聞が24日付で「ピクセラは、ブルネイ政府と組んで光触媒技術を使った塗料の共同研究に乗り出す」と報じたことが買い材料視された。報道によると、白壁や窓ガラスを汚れにくくする塗料開発で協力し、太陽光を反射しやすくし施設内での温度上昇を防ぐ。同社はフッ素樹脂と光触媒を組み合わせた塗料を開発済みだが、高温多湿で日射の強い同国での研究開発により塗料の性能を高めるという。高温多湿の気候下でも過ごしやすくなるとあって、熱帯を中心とした新塗料の需要拡大に期待する買いが向かった。

■ADプラズマ <6668> 7,040円  -1,350 (-16.1%) 一時ストップ安    本日終値
 23日、東証と日証金がADプラズマ <6668> [東証M]について24日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■日新 <9066> 297円  +11 (+3.9%)   本日終値
 23日に業績修正を発表。「前期配当を0.5円増額修正」が好感された。
 日新 <9066> が4月23日大引け後(15:00)に配当修正を発表。14年3月期の年間配当を従来計画の7円→7.5円(前の期は7円)に増額修正した。
  ⇒⇒日新の詳しい業績推移表を見る

■AOKIHD <8214> 1,392円  +38 (+2.8%)   本日終値
 24日付の朝刊で「今期営業益は4%増の210億円の公算」と一部報じられたことが買い材料視された。

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