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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):航空電子、熊谷組、鉄建、DMG森精機

■日本航空電子工業 <6807> 1,809円  +206 (+12.9%)   本日終値  東証1部 上昇率3位
 23日、航空電子 <6807> が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比99.7%増の154億円に拡大し、従来予想の135億円を14.5%上振れて着地。続く15年3月期も前期比3.5%増の160億円に伸び、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。今期も主力のコネクターが海外のスマートフォンや自動車向けに堅調に推移する。今期の想定為替レートは1ドル=100円。業績好調に伴い、前期の年間配当を15円→18円(前々期は10円)に増額し、今期も前期比2円増の20円に増配する方針とした。

■熊谷組 <1861> 280円  +21 (+8.1%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 23日、熊谷組 <1861> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の40億円→68億円に70.0%上方修正。増益率が62倍→105倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は2月に続き、3回目。完成工事が想定より増えたことに加え、工事利益率が改善したことが利益を押し上げた。

■鉄建 <1815> 305円  +15 (+5.2%)   本日終値
 23日に業績修正を発表。「前期経常を5%上方修正、未定だった配当は2期ぶり1円で復配」が好感された。
 鉄建 <1815> が4月23日大引け後(15:00)に業績・配当修正を発表。14年3月期の連結経常損益を従来予想の19億円の黒字→20億円の黒字(前の期は8.7億円の赤字)に5.3%上方修正した。
  ⇒⇒鉄建の詳しい業績推移表を見る

■DMG森精機 <6141> 1,321円  +62 (+4.9%)   本日終値
 23日、DMG森精機 <6141> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の85億円→112億円に31.8%上方修正。増益率が69.8%増→2.2倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は13年10月に続き、2回目。自動車向けを中心に日米などで販売が好調で、売上が計画を上回ったことが寄与した。円安による採算改善や為替差益の拡大も利益を押し上げた。業績上振れに伴い、前期の年間配当を20円→22円(前の期は20円)に増額修正した。修正した経常利益が市場予想(93億円前後)を大きく上回ったことで、見直し買いが向かった。

■新光電気工業 <6967> 684円  +20 (+3.0%)   本日終値
 23日、新光電工 <6967> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の109億円→145億円に33.0%上方修正。増益率が2.2倍→2.9倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は13年10月に続き、2回目。パソコン向け半導体パッケージの低迷で売上が計画を若干下回ったものの、民生機器向けやガラス端子などの堅調に加え、円安で為替差益が膨らんだことが利益を押し上げた。

■プリマハム <2281> 227円  +3 (+1.3%)   本日終値
 プリマ <2281> が大幅続伸。日経新聞が24日付で「プリマハムの2014年3月期の連結経常利益は90億円強と前の期に比べ15%前後増えたようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「従来予想は5%減の75億円だったが、一転増益となり、過去最高を更新した」という。コンビニエンスストア向けのPB商品や総菜事業の好調に加え、加工食品の販売も伸びたとしており、5月12日の14年3月期決算発表を控え、好調な決算を期待した買いが向かった。

■三陽商会 <8011> 247円  -49 (-16.6%)   本日終値  東証1部 下落率トップ
 三陽商 <8011> が急反落。日経新聞が24日付で「英バーバリーは高級ブランド『バーバリー』のライセンス契約を巡り、三陽商会と最終調整に入った」と報じたことが売り材料視された。報道によると「英社は契約を打ち切り、2015年7月から日本で直営店の展開を本格化する方針」という。バーバリーは同社の主力ブランドで、契約見直しとなれば経営戦略の見直しを迫られるとしており、業績悪化を懸念する売りが向かった。

■トランスジェニック <2342> 463円  +80 (+20.9%) ストップ高    本日終値
 24日朝、トランスG <2342> [東証M]が中国遼寧MEDI社と、中国における膵がんマーカーによる癌診断薬開発目的の抗体使用に関する独占ライセンス契約を締結したと発表したことが買い材料視された。今回の独占ライセンス契約は、同社の膵がんマーカーの中国体外診断薬市場への展開を目指すもので、体外診断薬の研究開発・製造販売と臨床研究の事業を展開している遼寧MEDI社と共同で、膵がんマーカー抗体を用いた体外診断薬の開発を進め、中国における膵がんマーカーによる癌診断薬の承認に向けて検討を開始する。また、本契約に基づき、同社は遼寧MEDI社に開発に必要な抗体や測定キットを有償提供するとともに、遼寧MEDI社より開発状況に応じたマイルストンフィーと販売金額に応じたロイヤリティーなどの対価を受領するとしている。

■新日本無線 <6911> 366円  +59 (+19.2%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 23日に決算を発表。「今期経常は34%増益へ」が好感された。
 新日無 <6911> が4月23日大引け後(16:00)に決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前の期比22.7%増の22.4億円に伸び、15年3月期も前期比33.6%増の30億円に拡大する見通しとなった。3期連続増益になる。
  ⇒⇒新日本無線の詳しい業績推移表を見る

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