【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):サンデン、ネクスト、タカラレーベ、アイフル
■サンデン <6444> 487円 +40 (+9.0%) 本日終値 東証1部 上昇率トップ
21日、サンデン <6444> が14年3月期の連結最終利益を従来予想の45億円→55億円(前々期は10.8億円)に22.2%上方修正したことが買い材料。確定給付退職金制度を終了し、確定拠出企業年金制度に一本化することを決定し、これに伴い特別利益19億5300万円を計上することが利益を押し上げた。なお、通期の連結経常利益は現調化・内製化効果などの減少と、環境技術関連などの投資により従来予想の70億円→50億円(前々期は2.5億円)に下方修正したが悪材料視されなかった。
■ネクスト <2120> 916円 +41 (+4.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率8位
21日、ネクスト <2120> が不動産情報サービス「HOME'S」の3月の月次売上高を発表。主要3事業(賃貸・不動産売買、新築一戸建て、新築分譲マンション)の売上高が前年同月比20.2%増となったことが好感された。主力の「賃貸・不動産売買」が23.7%増と好調だったうえ、「新築一戸建て」も30.7%増に拡大し、2.2%減と振るわなかった「新築分譲マンション」の伸び悩みを補った。また、一部報道が22日付で「国土交通省は不動産の売買や賃貸でインターネット取引を解禁することを検討する」と報じたことも、収益拡大の追い風になるとの思惑が広がった。
■タカラレーベン <8897> 293円 +3 (+1.0%) 本日終値
21日、タカラレーベ <8897> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の87.1億円→91.6億円(前々期は57.9億円)に5.1%上方修正し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。新築分譲マンション事業の好調な契約進捗を背景に、販売単価の上昇による粗利益率の向上に加え、販売期間の短縮による広告宣伝費などの販管費が圧縮されたことが利益を押し上げた。
■アイフル <8515> 323円 -23 (-6.7%) 本日終値 東証1部 下落率6位
アイフル <8515> やアコム <8572> など消費者金融株が安い。野村証券が21日付のリポートで、カード・消費者金融業界の投資判断を「弱気」で継続したことが嫌気された。リポートでは、リスク要因が依然として存在すると報告。利息返還の請求件数の高止まりが続いており、アコムなどで14年3月期決算に追加の利息返還損失引当金繰入の可能性があると指摘。また、当面、利息返還請求件数は高止まりが予想され、悪材料出尽くしとはなり難いとしている。一方、今後キャッシング残高や貸付金残高の底打ちが想定されるものの、回復は緩やかにとどまり、顧客獲得コストの増加を踏まえれば、15年3月期の業績は伸び悩むと予想している。消費者金融株は「自民党は貸金業者に対する金利規制の緩和を検討する」との一部報道を手掛かりに前日急騰を演じていたが、野村証のリポートを受けて一転売りが優勢となった。
■安川電機 <6506> 1,260円 -68 (-5.1%) 本日終値
21日、安川電 <6506> が決算を発表。14年3月期の連結営業利益は前々期比96.6増の257億円に拡大して着地。続く15年3月期も前期比7.0%増の275億円に伸びる見通しとなったが、市場予想の330億円を大きく下回ったことが嫌気された。決算発表を受けて、野村証券では21日付のリポートで、今期は16年3月期の中期計画営業利益目標440億円の実現へ向けて先行投資を費やす期間と推察。事業別内訳などの詳細が開示される22日の会社説明会や取材を踏まえて投資判断を見直すとしている。
■京セラ <6971> 4,687円 -103 (-2.2%) 本日終値
京セラ <6971> が7日ぶりに反落。後場は底這い展開となっている。22日付け日本経済新聞朝刊は「京セラの2015年3月期は、連結営業利益が前期推定を約1割上回り1300億円前後になりそうだ」と報じた。朝方こそ買いが先行したものの、前日までに6連騰し3月上旬以来の高値を付けていたことから、その後は利益確定売りが広がった。報道では、「15年3月期は、太陽光パネルなど太陽光発電関連が企業や家庭の省エネ志向を追い風に好調なほか、スマートフォン(スマホ)向け半導体などの販売も伸びる。売上高も前期推定を約1千億円上回り、7%増の1兆5400億円前後に達する見通しだ」。「業績をけん引するのが太陽光発電に使う部品や自動車製造向け切削工具などのファインセラミック応用品部門。なかでも太陽光発電が再生可能エネルギーの固定買い取り制度の効果で好調が続く」と伝えていた。なお、14年3月期連結営業利益は前の期比56%増の1200億円前後になったもようで、従来予想を50億円ほど上回る。
■石井表記 <6336> 661円 +100 (+17.8%) ストップ高 本日終値
14日、岩手大学などと全固体型セラミックス二次電池をインクジェット製法を用いて世界で初めて開発したと発表したことが引き続き買い材料視された。全固体型セラミックス二次電池は、従来の二次電池の欠点である電解液の液漏れや異常加熱、発火爆発の危険性を回避できる画期的な蓄電素子。
■ディー・エル・イー <3686> 3,390円 +419 (+14.1%) 一時ストップ高 本日終値
21日、DLE <3686> [東証M]が5月15日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■CEホールディングス <4320> 1,288円 +140 (+12.2%) 本日終値
21日、CEHD <4320> [東証M] が14年9月期上期(13年10月-14年3月)の連結経常利益を従来予想の3.5億円→8億円に2.3倍上方修正。従来の33.3%減益予想から一転して54.1%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。電子カルテシステムの受注が想定以上に好調なうえ、短期納品体制も奏功し、売上が計画を31.4%も上回ったことが利益を押し上げた。上期増額分を大きく下回る形で、通期の同利益も7億円→7.6億円に9.3%上方修正。増益率が2.3%増→11.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
■ソネック <1768> 319円 +27 (+9.3%) 一時ストップ高 本日終値
21日、ソネック <1768> [東証2] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の2億円→5億5300万円(前々期は4400万円)に2.8倍上方修正したことが買い材料。建設事業の受注好調による大幅増収が、人手不足・資材価格の上昇などを吸収し、利益を押し上げた。
株探ニュース
21日、サンデン <6444> が14年3月期の連結最終利益を従来予想の45億円→55億円(前々期は10.8億円)に22.2%上方修正したことが買い材料。確定給付退職金制度を終了し、確定拠出企業年金制度に一本化することを決定し、これに伴い特別利益19億5300万円を計上することが利益を押し上げた。なお、通期の連結経常利益は現調化・内製化効果などの減少と、環境技術関連などの投資により従来予想の70億円→50億円(前々期は2.5億円)に下方修正したが悪材料視されなかった。
■ネクスト <2120> 916円 +41 (+4.7%) 一時ストップ高 本日終値 東証1部 上昇率8位
21日、ネクスト <2120> が不動産情報サービス「HOME'S」の3月の月次売上高を発表。主要3事業(賃貸・不動産売買、新築一戸建て、新築分譲マンション)の売上高が前年同月比20.2%増となったことが好感された。主力の「賃貸・不動産売買」が23.7%増と好調だったうえ、「新築一戸建て」も30.7%増に拡大し、2.2%減と振るわなかった「新築分譲マンション」の伸び悩みを補った。また、一部報道が22日付で「国土交通省は不動産の売買や賃貸でインターネット取引を解禁することを検討する」と報じたことも、収益拡大の追い風になるとの思惑が広がった。
■タカラレーベン <8897> 293円 +3 (+1.0%) 本日終値
21日、タカラレーベ <8897> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の87.1億円→91.6億円(前々期は57.9億円)に5.1%上方修正し、従来の6期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。新築分譲マンション事業の好調な契約進捗を背景に、販売単価の上昇による粗利益率の向上に加え、販売期間の短縮による広告宣伝費などの販管費が圧縮されたことが利益を押し上げた。
■アイフル <8515> 323円 -23 (-6.7%) 本日終値 東証1部 下落率6位
アイフル <8515> やアコム <8572> など消費者金融株が安い。野村証券が21日付のリポートで、カード・消費者金融業界の投資判断を「弱気」で継続したことが嫌気された。リポートでは、リスク要因が依然として存在すると報告。利息返還の請求件数の高止まりが続いており、アコムなどで14年3月期決算に追加の利息返還損失引当金繰入の可能性があると指摘。また、当面、利息返還請求件数は高止まりが予想され、悪材料出尽くしとはなり難いとしている。一方、今後キャッシング残高や貸付金残高の底打ちが想定されるものの、回復は緩やかにとどまり、顧客獲得コストの増加を踏まえれば、15年3月期の業績は伸び悩むと予想している。消費者金融株は「自民党は貸金業者に対する金利規制の緩和を検討する」との一部報道を手掛かりに前日急騰を演じていたが、野村証のリポートを受けて一転売りが優勢となった。
■安川電機 <6506> 1,260円 -68 (-5.1%) 本日終値
21日、安川電 <6506> が決算を発表。14年3月期の連結営業利益は前々期比96.6増の257億円に拡大して着地。続く15年3月期も前期比7.0%増の275億円に伸びる見通しとなったが、市場予想の330億円を大きく下回ったことが嫌気された。決算発表を受けて、野村証券では21日付のリポートで、今期は16年3月期の中期計画営業利益目標440億円の実現へ向けて先行投資を費やす期間と推察。事業別内訳などの詳細が開示される22日の会社説明会や取材を踏まえて投資判断を見直すとしている。
■京セラ <6971> 4,687円 -103 (-2.2%) 本日終値
京セラ <6971> が7日ぶりに反落。後場は底這い展開となっている。22日付け日本経済新聞朝刊は「京セラの2015年3月期は、連結営業利益が前期推定を約1割上回り1300億円前後になりそうだ」と報じた。朝方こそ買いが先行したものの、前日までに6連騰し3月上旬以来の高値を付けていたことから、その後は利益確定売りが広がった。報道では、「15年3月期は、太陽光パネルなど太陽光発電関連が企業や家庭の省エネ志向を追い風に好調なほか、スマートフォン(スマホ)向け半導体などの販売も伸びる。売上高も前期推定を約1千億円上回り、7%増の1兆5400億円前後に達する見通しだ」。「業績をけん引するのが太陽光発電に使う部品や自動車製造向け切削工具などのファインセラミック応用品部門。なかでも太陽光発電が再生可能エネルギーの固定買い取り制度の効果で好調が続く」と伝えていた。なお、14年3月期連結営業利益は前の期比56%増の1200億円前後になったもようで、従来予想を50億円ほど上回る。
■石井表記 <6336> 661円 +100 (+17.8%) ストップ高 本日終値
14日、岩手大学などと全固体型セラミックス二次電池をインクジェット製法を用いて世界で初めて開発したと発表したことが引き続き買い材料視された。全固体型セラミックス二次電池は、従来の二次電池の欠点である電解液の液漏れや異常加熱、発火爆発の危険性を回避できる画期的な蓄電素子。
■ディー・エル・イー <3686> 3,390円 +419 (+14.1%) 一時ストップ高 本日終値
21日、DLE <3686> [東証M]が5月15日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の3分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。
■CEホールディングス <4320> 1,288円 +140 (+12.2%) 本日終値
21日、CEHD <4320> [東証M] が14年9月期上期(13年10月-14年3月)の連結経常利益を従来予想の3.5億円→8億円に2.3倍上方修正。従来の33.3%減益予想から一転して54.1%増益を見込み、2期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。電子カルテシステムの受注が想定以上に好調なうえ、短期納品体制も奏功し、売上が計画を31.4%も上回ったことが利益を押し上げた。上期増額分を大きく下回る形で、通期の同利益も7億円→7.6億円に9.3%上方修正。増益率が2.3%増→11.8%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
■ソネック <1768> 319円 +27 (+9.3%) 一時ストップ高 本日終値
21日、ソネック <1768> [東証2] が14年3月期の連結経常利益を従来予想の2億円→5億5300万円(前々期は4400万円)に2.8倍上方修正したことが買い材料。建設事業の受注好調による大幅増収が、人手不足・資材価格の上昇などを吸収し、利益を押し上げた。
株探ニュース