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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):リソー教育、かわでん、日鋳造、日東エフシー

■リソー教育 <4714> 300円  +80 (+36.4%) ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 18日、リソー教育 <4714> が決算を発表。15年2月期の連結最終損益は6.4億円の黒字に急浮上する見通しを示したことが買い材料視された。展開する学習塾で不採算教室の閉鎖を進めるなどコスト削減し、利益率の改善を目指す。年間配当は見送る(前期は200円)方針だが、最終黒字だった13年2月期(1.9億円の黒字)を大きく上回る業績見通しを好感した買いが殺到した。なお、同時に発表した14年2月期の連結最終損益は26.8億円の赤字(前々期は1.9億円の黒字)に転落。有形固定資産の減損損失や不正関連損失などが最終赤字の要因となったほか、売上不適正計上に係る調査対応などの影響によって学習塾の営業活動に注力できなかったことが響いた。

■かわでん <6648> 1,710円  +300 (+21.3%) ストップ高    本日終値
 18日、かわでん <6648> [JQ] が14年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の8.8億円→13.2億円に50.0%上方修正。増益率が35.2%増→2.0倍に拡大する見通しとなったことが買い材料。前期業績の上方修正は13年10月に続き、2回目。首都圏で旺盛な建設が進むオフィスビル向けにカスタム型配電制御設備が想定より伸びた。前日終値ベースの予想PERが11.8倍→7.8倍に急低下し、割安感が強まったことも買いに拍車を掛けた。

■日本鋳造 <5609> 173円  +17 (+10.9%)   本日終値
 18日、日鋳造 <5609> [東証2] が決算を発表。14年3月期の連結経常利益は前々期比96.4%減の1300万円に落ち込んだものの、従来予想の1億2000万円の赤字から一転して黒字で着地。続く15年3月期は前期比15倍の2億円に回復する見通しとなったことが買い材料。今期は鋳鋼・鋳鉄品で大型鉱山機械用の鋳鋼品の減収が続くが、他分野の販売が伸びるうえ、公共投資関連で積極的な営業活動が奏功し、ともに増収を確保する。コスト低減効果も利益を押し上げる。

■日東エフシー <4033> 625円  +24 (+4.0%)   本日終値
 18日、日東エフシー <4033> [東証2] が14年9月期第2四半期累計(13年10月-14年3月)の連結経常利益を従来予想の14億円→18.8億円(前年同期は17.2億円)に34.3%上方修正し、一転して8.8%増益見通しとなったことが買い材料。有価証券利息と為替差益などにより営業外損益が改善したことが寄与した。なお、通期の経常利益については下半期における肥料需要など不透明な要素が多く、従来予想の24億円(前期は30.7億円)を据え置いた。

■リオン <6823> 1,487円  +52 (+3.6%)   本日終値
 18日、リオン <6823> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の19億円→22億円(前々期は17.2億円)に15.8%上方修正し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せしたことが買い材料。医療機関向けに聴力の検査機器などの販売が伸びたほか、スマートフォン向けの半導体生産の拡大を追い風に、半導体メーカーが生産現場で使う計測機器も好調だった。

■ベスト電器 <8175> 146円  +4 (+2.8%)   本日終値
 18日、ベスト電 <8175> が決算を発表。14年2月期の連結経常損益は21.4億円の黒字(前々期は35.7億円の赤字)に浮上して着地。続く15年2月期の同利益が前期比40.1%増の30億円に拡大する見通しとなったことが買い材料。今期は前期の大量閉店で減収を見込むものの、不採算店の閉店やヤマダ電 <9831> との提携効果で採算が改善するほか、システム統合費用の消滅も増益に貢献する。業績回復に伴い、無配としていた前期配当を5期ぶりに1円で復配、今期も1円を継続する方針を示した。

■池田泉州HD <8714> 462円  +14 (+3.1%)   本日終値
 18日に業績修正を発表。「前期経常を29%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 池田泉州HD <8714> が4月18日大引け後(15:30)に業績修正を発表。14年3月期の連結経常利益を従来予想の135億円→174億円(前の期は128億円)に28.9%上方修正し、増益率が5.4%増→35.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒池田泉州HDの詳しい業績推移表を見る

■OBC <4733> 3,555円  +80 (+2.3%)   本日終値
 21日付の朝刊で「日本マイクロソフトと組み、主力の中小向け基幹業務ソフト『奉行』シリーズをクラウド展開」と一部報じられたことが買い材料視された。

■大建工業 <7905> 253円  -10 (-3.8%)   本日終値
 18日に業績修正を発表。「前期経常を一転11%減益に下方修正」が嫌気された。
 大建工 <7905> が4月18日大引け後(15:00)に業績修正を発表。14年3月期の連結経常利益を従来予想の60億円→50.2億円(前の期は56.6億円)に16.3%下方修正し、一転して11.4%減益見通しとなった。
  ⇒⇒大建工業の詳しい業績推移表を見る

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