【経済】2013年度は過去最大の貿易赤字、経常収支は?
2013年度の貿易収支は13兆7488億円の赤字となり、12年度の8兆1578億円を上回り、現行統計が始まった1979年以降の最大を記録、3年連続の貿易赤字を記録した。
3月の貿易赤字は、1兆4462.55億円を記録し、3月としては過去最大を記録した。
2013年度の経常収支は、2014年2月までで6736億円の経常黒字となっているが、3月の経常赤字が6800億円程度以上になれば、経常赤字に転落することになる。
3月の経常収支は、季節的に経常黒字を記録する傾向にあることで、経常赤字に転落する可能性は低いものの、貿易赤字が過去最大を記録したことで、予断を許せない状況となっている。
2013年度の経常収支が赤字に転落した場合、過去の数字なので円相場への影響は無いが、日本が経常赤字国に転落したという事実は、悪い円安相場に突入する可能性を高めることになる。
《MY》
提供:フィスコ