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【市況】日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は大幅続落、トヨタ自はリコール問題が伝わり後場一段安


9日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり10銘柄、値下がり214銘柄、変わらず1銘柄となった。

日経平均は大幅続落。日銀金融政策決定会合後の追加金融緩和期待の後退による円高進行のほか、ウクライナ情勢への警戒感も燻る中で換金売り優勢となった。とりわけ、大手不動産株が大幅下落となるなど、金融緩和メリット関連の下落が目立っていた。

大引けの日経平均は前日比307.19円安の14299.69円となった。東証1部の売買高は23億3441万株、売買代金は2兆2808億円だった。業種別では、不動産や海運、パルプ・紙、その他金融、銀行、証券、輸送用機器、機械などの下落が目立ち、全セクターが下落した。

値下がり寄与上位には、ファーストリテ<9983>やKDDI<9433>、京セラ<6971>、ファナック<6954>など、指数寄与度の大きい銘柄が並ぶ。また、トヨタ自<7203>は全世界で約640万台をリコールすると報じられ後場一段安。その他、追加金融緩和期待の後退を受けて、三井不<8801>や住友不<8830>、三菱地所<8802>など、大手不動産株の下落が目立った。

一方、値上がり寄与上位にはソフトバンク<9984>やヤフー<4689>がランクイン。昨晩の米国市場で、ネット関連が下げ止まったことが支援材料に。また、花王<4452>や日ハム<2282>、キリンHD<2503>など、内需・ディフェンシブ関連が底堅い動きとなった。

*15:00現在


日経平均株価  14299.69(-307.19)

値上がり銘柄数  10(寄与度+6.97)
値下がり銘柄数 214(寄与度-314.16)
変わらず銘柄数  1

○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンク 7256 39 +4.59
<4452> 花王 3606 26 +1.02
<2282> 日本ハム 1616 14 +0.55
<2503> キリンHD 1377 7 +0.27
<4689> ヤフー 483 14 +0.22
<2871> ニチレイ 441 2 +0.08
<5541> 大平金 408 2 +0.08
<5706> 三井金 239 2 +0.08
<9202> ANA 227 1 +0.04
<1332> 日水 212 1 +0.04

○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテイ 37250 -970 -38.07
<9433> KDDI 5328 -212 -16.64
<6971> 京セラ 4510 -151 -11.85
<6954> ファナック 17645 -195 -7.65
<4543> テルモ 2091 -91 -7.14
<6988> 日東電 4777 -178 -6.99
<7203> トヨタ 5450 -173 -6.79
<8801> 三井不 3012 -171 -6.71
<8035> 東エレク 6170 -167 -6.55
<8830> 住友不 4029 -158 -6.20
<6367> ダイキン 5736 -153 -6.00
<9735> セコム 5764 -145 -5.69
<1963> 日揮 3460 -132 -5.18
<4901> 富士フイルム 2675 -119 -4.67
<6902> デンソー 4806 -118 -4.63
<8802> 菱地所 2332 -116 -4.55
<7269> スズキ 2651 -112 -4.40
<3382> 7&I?HD 3801 -102 -4.00
<4324> 電通 3910 -100 -3.92
<9766> コナミ 2271 -98 -3.85

《FA》

 提供:フィスコ

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