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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):アイオデータ、アルバイトT、コジマ、ラクオリア

■アイ・オー・データ機器 <6916> 691円  +100 (+16.9%) ストップ高    本日終値
 アイオデータ <6916> [JQ]が急反発。日経新聞が9日付で「アイ・オー・データ機器はスマートフォン(スマホ)やタブレット(多機能携帯端末)にCDの楽曲を直接取り込める装置を4月下旬に発売する」と報じたことが買い材料視された。報道によると、スマホやタブレットに専用アプリを入れ、ケーブルでつないだ装置にCDを入れればパソコンを使わずに曲を取り込め、曲名もインターネットから自動で取得する。装置の想定価格は8000円(税別)。パソコンからタブレットに乗り換えたユーザーやパソコンを持たない若年層の需要の取り込みを期待する買いが向かった。

■アルバイトタイムス <2341> 254円  +22 (+9.5%)   本日終値
 8日、アルバイトT <2341> [JQ] が決算を発表。14年2月期の連結経常利益は前々期比20.9%増の8.8億円で着地。続く15年2月期も前期比7.7%増の9.4億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。景気回復を背景に無料求人情報誌への出稿が堅調に推移するほか、正社員向け転職・就職サイトなども伸び、7%増収を見込む。業績好調に伴い、今期の年間配当は1円増の9円に増配する方針を示した。同時に、発行済み株式数(自社株を除く)の2.40%にあたる70万株(金額で2億円)を上限に自社株買い(買い付け期間は9日から6月30日まで)を実施すると発表。増配や自社株買いといった株主還元を好感する買いも向かった。

■コジマ <7513> 317円  +15 (+5.0%)   本日終値  東証1部 上昇率5位
 8日、コジマ <7513> が14年8月期上期(13年9月-14年2月)の連結経常損益を従来予想の1.1億円の赤字→8.3億円の黒字(前年同期は33.3億円の赤字)に上方修正し、一転して黒字浮上する見通しとなったことが買い材料。消費増税前の駆け込み需要の遅れなどで売上高は計画を4.8%下振れたものの、店舗閉鎖損失引当金の戻入額29.46億円を計上したことが寄与した。上期業績の好転に伴い、通期の経常損益も従来予想の19.8億円の黒字→36.7億円の黒字(前期は3.9億円の赤字)に85.0%上方修正した。

■ラクオリア創薬 <4579> 545円  +23 (+4.4%)   本日終値
 8日、ラクオリア <4579> [JQG]が旭化成ファーマと新薬の創出を目指し、特定のイオンチャネルを標的とした創薬研究に関する新たな段階の共同研究契約を締結したと発表したことが買い材料視された。同社と旭化成ファーマは、13年11月19日の共同研究契約の締結以降、新薬探索に関する共同研究を推進してきたが、一定の成果を達成したことから、マイルストーンを受け取るとともに、新たな段階の共同研究契約を締結した。今後も同社のイオンチャネルに関する技術および創薬研究全般に関する独自の技術ノウハウと、旭化成ファーマの創薬研究開発におけるノウハウとを合わせ、新薬創出に共同で取り組むとしており、両社の発展的協業体制に期待した買いが向かった。

■ミクロン精密 <6159> 2,502円  +92 (+3.8%)   本日終値
 8日、ミクロン <6159> [JQ] が14年8月期第2四半期累計(13年9月-14年2月)の連結経常利益を従来予想の4.8億円→6.7億円に38.4%上方修正し、2期ぶりに上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。高精度化・高能率化製品を求める顧客の検収条件の一部が未達成のため、売上は減少するものの、生産効率の向上に加え、為替変動による外貨建資産などによる為替差益計上が利益を押し上げる。

■イオンファンタジー <4343> 1,308円  +19 (+1.5%)   本日終値
 8日、イオンファン <4343> が決算を発表。14年2月期の連結経常利益は前々期比24.2%減の26.4億円で着地したが、15年2月期は前期比13.4%増の30億円に伸びる見通しとなったことが買い材料。前期は好採算のメダルゲームなどの遊戯機械の売上が計画に届かず、国内事業の売上総利益が低下。海外事業における出店の遅れによる営業損失の増加も響いた。今期は国内事業ではオリジナル遊戯機械の開発導入により、既存店の活性化を図るほか、新規出店数を拡大する。海外事業では中国、フィリピンなどで68店舗(前期は52店舗)を出店する計画。

■スタートトゥデイ <3092> 2,290円  -77 (-3.3%)   本日終値
 9日付の朝刊で「バーコード読み取り購入を中止」と一部報じられたことが売り材料視された。

■スギホールディングス <7649> 4,390円  -140 (-3.1%)   本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は4%減益へ」が嫌気された。
 スギHD <7649> が4月8日大引け後(15:30)に決算を発表。14年2月期の連結経常利益は前の期比3.7%減の218億円になり、15年2月期も前期比4.0%減の210億円に減る見通しとなった。
  ⇒⇒スギホールディングスの詳しい業績推移表を見る

■常陽銀行 <8333> 485円  -14 (-2.8%)   本日終値
 8日に発表した「3億ドルのドル建てCBを発行」が売り材料。

■ジーフット <2686> 1,881円  +34 (+1.8%)   本日終値
 8日に決算を発表。「今期経常は24%増で5期連続最高益、10円増配へ」が好感された。
 ジーフット <2686> [名証2] が4月8日大引け後(16:00)に決算を発表。14年2月期の経常利益(非連結)は44.2億円になり、15年2月期も前期比23.9%増の54.8億円に伸びを見込み、5期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。
  ⇒⇒ジーフットの詳しい業績推移表を見る

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