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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):マニー、サニックス、ヤフー、ジャムコ

■マニー <7730> 4,610円  +625 (+15.7%) 一時ストップ高    本日終値  東証1部 上昇率トップ
 8日に決算を発表。「上期経常が36%増益で着地・12-2月期も26%増益」が好感された。
 マニー <7730> が4月8日大引け後(15:30)に決算を発表。14年8月期第2四半期累計(13年9月-14年2月)の連結経常利益は前年同期比35.9%増の20.6億円に拡大し、通期計画の38.3億円に対する進捗率は53.9%に達し、5年平均の48.8%も上回った。
  ⇒⇒マニーの詳しい業績推移表を見る

■サニックス <4651> 1,133円  +122 (+12.1%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 8日、サニックス <4651> が3月の連結月次売上高が前年同月比2.6倍の165億円に急拡大したと発表したことが好感された。伸び率が2倍を超えるのは4ヵ月ぶり。内訳は、産業用PV(太陽光発電)事業部門が5.0倍の126億円と大きく伸びたほか、ES(エスタブリッシュメント・サニテーション)事業部門が32.6%増の12.7億円、環境資源開発事業も9.7%増の16.3億円と堅調だった。HS(ホーム・サニテーション)事業部門は24.6%減の9.4億円と振るわなかったが、他3部門の好調で補った。

■ヤフー <4689> 483円  +14 (+3.0%)   本日終値  東証1部 上昇率10位
 ヤフー <4689> が大幅反発。日経新聞が9日付で「ヤフーは6月から、中国のオンライン決済会社『支付宝(アリペイ)』を使ってインターネット通販サイト『ヤフー!ショッピング』の商品を購入できるようにする」と報じたことが買い材料視された。報道によると、中国からヤフー!ショッピングで買い物するには購入代行業者の仲介が必要だが、代行業者のサイトで使える決済手段に新たに「アリペイ」を追加する。決済の利便性の向上により、人気の高い日本の家電製品などを求める中国の顧客獲得を目指すという。アリババ集団傘下のアリペイは中国のネット通販市場の急成長を支える牽引役とされるだけに、中国の利用者取り込みに期待する買いが向かった。

■ジャムコ <7408> 1,822円  +22 (+1.2%)   本日終値
 8日、ジャムコ <7408> [東証2]が航空機用シート事業に本格参入すると発表したことが買い材料。同社はすでにシンガポール航空へファースト、ビジネスクラス用で850席を超えるシートの納入実績があるが、新たにプレミアムクラスシート「ダブ・テイル」を開発する。「ダブ・テイル」は機種を問わずに搭載することが可能で、独自のデザインにより通路側からの出入りがしやすく、乗客用スペースを広くできるなどの特徴を持つ。今後、複数のエアラインから2800席を超える需要を見込む。当面の売上規模は年間100億円程度を想定しており、業績へのインパクトは大きなものになるとの期待が高まった。

■OBC <4733> 3,375円  +25 (+0.8%)   本日終値
 8日、OBC <4733> が14年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の94.2億円→117億円に24.2%上方修正。増益率が7.7%増→33.8%増に拡大し、7期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料。「Windows XP」サポート終了や消費増税を背景に、システム更新や保守契約の需要が拡大し、売上が計画を13%も上回ったことが利益を押し上げた。

■ビックカメラ <3048> 623円  +3 (+0.5%)   本日終値
 8日、ビックカメラ <3048> が14年8月期第2四半期累計(13年9月-14年2月)の連結経常利益を従来予想の64億円→95.7億円(前年同期は40.2億円)に49.5%上方修正したことが買い材料。売上高が予想を下回ったものの、利益面では粗利率の改善や販管費のコントロールに加え、連結子会社のコジマ <7513> で店舗閉鎖損失引当金の戻し入れ額が29億4600万円発生し、営業外収益を押し上げた。

■日本通信 <9424> 367円  -36 (-8.9%)   本日終値
 8日、東証と日証金が日本通信 <9424> [JQ]について9日売買分から信用取引に関する臨時措置を実施すると発表したことが嫌気された。東証は委託保証金率を現行の30%以上→50%以上(うち現金を20%以上)に、日証金も同様に貸借取引自己取引分などの増担保金徴収率を現行の30%→50%(うち現金を20%)とする。信用規制による人気離散を警戒した売りが向かった。

■商船三井 <9104> 376円  -22 (-5.5%)   本日終値
 8日に発表した「5億ドルのドル建てCBを発行」が売り材料。

■クリエイトS <3148> 3,265円  -175 (-5.1%)   本日終値
 8日に決算を発表。「6-2月期(3Q累計)経常が10%減益で着地・12-2月期も13%減益」が嫌気された。
 クリエイトS <3148> が4月8日大引け後(15:00)に決算を発表。14年5月期第3四半期累計(13年6月-14年2月)の連結経常利益は前年同期比9.6%減の70.2億円に減った。
  ⇒⇒クリエイトSの詳しい業績推移表を見る

■魚喜 <2683> 466円  +80 (+20.7%) ストップ高    本日終値
 7日、魚喜 <2683> [東証2]が10年以降中止していた株主優待制度を再開すると発表したことが引き続き買い材料となった。毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有する株主を対象に、5000円相当の塩数の子セットを贈呈する。

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