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【経済】【中国から探る日本株】マカオのメルコが日本でのカジノ免許取得に意欲、5000億円超を投資へ


マカオのカジノ大手、メルコ・クラウンは日本でのカジノ免許取得を計画している。香港主要紙「信報」(8日付)が伝えたもので、同社は50億米ドル(約5145億円)を投じ、東京にカジノリゾートを建設する方針だ。2020年の東京オリンピックまでに営業を開始したい考えと言う。

メルコ・クラウンは、「マカオのカジノ王」スタンレー・ホー氏の子息であるローレンス・ホー氏が最高経営責任者(CEO)を務め、オーストラリア同業のクラウンも出資している。オーストラリア紙の報道では、メルコ・クラウンは複数の日本企業と現在交渉を進めており、カジノ事業を巡る提携のチャンスを模索中とされている。

ロイターでもこれと同じタイミングで、パチンコホール大手のダイナムジャパン(06889/HK)が日本でのカジノ運営に向け、複数のカジノ運営会社と協議を進めていると報じた。提携先の詳細については、カジノ法案の国会通過が見込まれる6月に何らかの発表を行う考えという。

これより先には、マカオでシェア上位の銀河娯楽(ギャラクシー・エンターテイメント)や澳門博彩(SJMホールディングス)なども日本への進出を検討中と伝わっている。また、SJMの提携先であるエンターテイメント企業、実徳環球(サクセス・ユニバース)も日本進出に意欲的だ。なお、サクセス・ユニバースには、パチンコホール運営のマルハンが出資している。

《NT》

 提供:フィスコ

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