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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):兼松、理ビタ、三井海洋、クリエイトS

■兼松 <8020> 162円  +2 (+1.3%)   本日終値
 7日、兼松 <8020> が業績修正を発表。14年3月期の連結経常利益を従来予想の190億円→195億円(前々期は167億円)に上方修正したことが買い材料視された。鉄鋼・素材・プラント部門に加え、車両・航空部門が引き続き堅調に推移しているほか、為替の円安によって為替差損の改善も利益を押し上げた。同時に発表した16年3月期を最終年度とする中期経営計画を上方修正し、16年3月期に連結経常利益を従来目標の200億円→220億円としたことも好感された。

■理研ビタミン <4526> 2,372円  +11 (+0.5%)   本日終値
 理ビタ <4526> [東証2]が3日ぶりに反発。日経新聞が8日付で「理研ビタミンの2015年3月期は連結経常利益が前期推定比約2割増の60億円前後となる見通しだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「健康志向の高まりで生野菜を食べる消費者が増え、ドレッシングの販売が伸びる」という。24日の発表予定の14年3月期決算の発表を控え、好業績を期待する買いが向かった。

■三井海洋開発 <6269> 2,280円  -170 (-6.9%)   本日終値  東証1部 下落率5位
 7日、三井海洋 <6269> が309万6000株の公募増資とオーバーアロットメントによる売り出しに伴う46万4200株の第三者割当増資を実施するほか、三井造 <7003> 、三井物 <8031> を割当先とする643万9800株の第三者割当を発表したことが売り材料視された。新株発行が最大で1000万株と発行済み株式数の21.5%におよぶ規模とあって、株式価値の希薄化や株式の需給悪化が懸念された。発行価格は15日から17日までのいずれかの日に決定。最大で約230億円の調達資金は、全額を浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備(FPSO)のチャーター事業を営むために設立した特別目的会社への投融資に充てる。

■クリエイトS <3148> 3,440円  -135 (-3.8%)   本日終値
 8日午前、クリエイトS <3148> が14年5月期の連結経常利益を従来予想の105億円→92億円(前期は103億円)に12.4%下方修正し、一転して10.9%減益見通しとなったことが売り材料。ドラッグストア事業で、消費税増税後の業況も見据えて上半期に引き続き価格訴求や販促強化を実施し、客数や売上高は計画通り推移するものの、電気代の高騰に加え、LED化や営業力強化のための設備投資を実施が利益を圧迫する。

■魚喜 <2683> 386円  +80 (+26.1%) ストップ高    本日終値
 7日、魚喜 <2683> [東証2]が10年以降中止していた株主優待制度を再開すると発表したことが買い材料。毎年8月31日現在で1単元(100株)以上保有する株主を対象に、5000円相当の塩数の子セットを贈呈する。

■五洋インテックス <7519> 112円  +5 (+4.7%)   本日終値
 7日、五洋インテ <7519> [JQ]が香港のCasablanca Group Limited(以下CASA 社)との間で、業務提携を行うと発表したことが買い材料視された。業務提携では、同社の日本製カーテンとCASA社のベッドリネンとのコーディネート販売や、寝室に特化したカーテンを新規共同開発しCASA社との販売網で展開し、また、同社が独自に開発したエコカーテン「エコフィックス」もCASA社を中国での総代理店として販売していくという。

■ダイキアクシス <4245> 1,359円  +33 (+2.5%)   本日終値
 7日、D・アクシス <4245> [東証2]が4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■ブックオフ <3313> 729円  +14 (+2.0%)   本日終値
 7日、ブックオフ <3313> が14年3月期の連結経常利益を従来予想の18億円→26億円に44.4%上方修正。一転して9.9%増益見通しとなったことが買い材料。下期に不採算の20店舗の閉鎖を進めつつ、原価低減やコスト抑制に取り組んだことが寄与した。

■創通 <3711> 3,455円  +60 (+1.8%)   本日終値
 7日、創通 <3711> [JQ] が決算を発表。14年8月期第2四半期累計(13年9月-14年2月)の連結経常利益は前年同期比11.2%増の22.7億円に伸びたことが買い材料。版権の一部を保有する「機動戦士ガンダム」を題材にしたゲームのヒットで、アミメーションキャラクターの版権収入が拡大したことが寄与した。

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