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【市況】【↓】日経平均 大引け|米雇用統計を控え模様眺めムード、小反落(4月4日)


日経平均株価
始値  15005.54
高値  15098.38(11:05)
安値  15000.69(09:01)
大引け 15063.77(前日比 -8.11 、 -0.05% )

売買高  17億0044万株 (東証1部概算)
売買代金 1兆5663億円 (東証1部概算)

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■本日のポイント

 1.日経平均は小反落、TOPIXは10日ぶりに反落
 2.米株安、円安一服、高値警戒感で利食い売り
 3.米雇用統計、日銀決定会合を睨み、模様眺めムード
 4.売買代金は2兆円を下回り、今年最低に落ち込む

■東京市場概況

 前日の米国市場では、米雇用統計の発表を控えて様子見気分が強く、ダウは45セント安と5日ぶりに小反落した。

 東京市場では、日経平均は8円安と小幅に反落した。米株安や円安一服に加え、今週に入り前日まで375円上げたことで高値警戒感から利益確定売りが先行した。TOPIXは10営業日ぶりの反落となった。

 島津 <7701> など精密機器や富士重 <7270> など輸送用機器といった輸出関連株への売りが目立った。一方、追加金融緩和期待を背景に、住友不 <8830> などの不動産業やアコム <8572> といったその他金融業などは堅調だったものの、全般相場を牽引するには至らなかった。

 日経平均は先物主導でプラス圏に浮上する場面もあったが、買いが続かず再びマイナス圏に沈んだ。

 週末とあって積極的な売買が乏しいうえ、今晩の米雇用統計、翌週の日銀決定会合を控えて模様眺めムードは強く、売買代金は節目の2兆円を下回り、13年10月22日以来の低水準に落ち込んだ。

 東証33業種のうち上昇は18業種。上昇率の上位5業種は(1)不動産業、(2)その他金融業、(3)海運業、(4)ゴム製品、(5)保険業。一方、下落率の上位5業種は(1)情報・通信業、(2)精密機器、(3)卸売業、(4)その他製品、(5)輸送用機器。

 個別材料では、JPモルガン証が「強気」を継続した日ハム <2282> 、1→2の株式分割を実施するクスリアオキ <3398> 、独BASFとリチウムイオン電池材料で合弁を協議する戸田工 <4100> 、緑内障治療剤の国内第3相臨床試験結果を発表したDWTI <4576> [JQG]、上期経常が43%増益で着地したUSEN <4842> [JQ]、1→5の株式分割を実施するNフィールド <6077> [東証M]などが上昇。このほか、政府が建設業の外国人労働者受け入れを拡大する緊急措置を決めたことが好感され、不動テトラ <1813> や福田組 <1899> などの建設株が高い。

 一方、今期最終最高益見通しながら市場予想に届かなかったセブン&アイ <3382> 、三菱UFJ証が目標株価を5900円→5000円に減額したサイバー <4751> [東証M]、上期経常が11%減益で着地したナガイレーベ <7447> などが安い。

 東証1部の値上がり率上位10傑は(1)不動テトラ <1813> 、(2)戸田工 <4100> 、(3)KNTCT <9726> 、(4)ニチハ <7943> 、(5)ケネディクス <4321> 、(6)KLab <3656> 、(7)応用地質 <9755> 、(8)WDB <2475> 、(9)ダイビル <8806> 、(10)COTA <4923> 。

 値下がり率上位10傑は(1)キムラタン <8107> 、(2)ランド <8918> 、(3)レシップHD <7213> 、(4)能美防災 <6744> 、(5)ナガイレーベ <7447> 、(6)スタートトゥ <3092> 、(7)西尾レント <9699> 、(8)エレコム <6750> 、(9)ネクシィーズ <4346> 、(10)ファンコミ <2461> 。

【大引け】

 日経平均は前日比8.11円(0.05%)安の1万5063.77円。TOPIXは前日比0.88(0.07%)安の1215.89。出来高は概算で17億0044万株。値上がり銘柄数は769、値下がり銘柄数は890となった。日経ジャスダック平均は2024.57円(0.28円高)。

[2014年4月4日]
(「株探」編集部)

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