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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):USEN、クスリアオキ、乃村工芸社、三協立山

■USEN <4842> 395円  +43 (+12.2%)   本日終値
 3日、USEN <4842> [JQ] が決算を発表。14年8月期上期(13年9月-14年2月)の連結経常利益が前年同期比43.4%増の48億円に拡大したことが買い材料。スマートフォン向け定額音楽配信サービス「スマホでUSEN」の投入も奏功し、主力の音楽配信事業が好調だったうえ、病院・ホテル向けを中心に業務用システム事業が拡大した。新サービスを投入したICT事業も順調に推移した。

■クスリのアオキ <3398> 6,560円  +230 (+3.6%)   本日終値
 3日、クスリアオキ <3398> が5月20日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の2分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

■乃村工藝社 <9716> 824円  +23 (+2.9%)   本日終値
 乃村工芸社 <9716> が反発。日経新聞が4日付で「店舗内装大手の乃村工芸社の2014年2月期の連結経常利益は、44億円程度と前の期比8割増え、08年2月期(43億円)以来6年ぶりに最高を更新したようだ」と報じたことが買い材料視された。報道によると「小売業の新規出店やショールーム開設が相次ぎ、内装制作の案件が増えた。結婚式場など利益率が高い案件の比率も高まった」という。今期も小売店などの新装・改装需要が旺盛なほか、東京五輪向け案件も増える見通しで業績好調報道に好感した買いが向かった。

■三協立山 <5932> 2,123円  +54 (+2.6%)   本日終値
 4日13時、三協立山 <5932> が14年5月期の連結経常利益を従来予想の110億円→136億円(前期は110億円)に23.6%上方修正し、一転して23.5%増益見通しとなったことが買い材料視された。消費増税の駆け込み需要を追い風に受注が好調で売上が計画を上回ることが寄与する。為替動向により資材価格が想定を下回ることや効率化によるコスト削減も利益を押し上げる。

■不二越 <6474> 669円  -25 (-3.6%)   本日終値
 不二越 <6474> が8日ぶりに大幅反落。4月3日大引け後(15:00)に決算を発表。14年11月期第1四半期(13年12月-14年2月)の連結経常利益は前年同期比90.9%増の44.8億円に拡大。12-5月期(上期)計画の75億円に対する進捗率は59.8%に達し4年平均の40.9%も上回った。しかし、日経新聞が29日付で「不二越の2013年12月~14年2月期(14年11月期第1四半期)は連結経常利益が前年同期比約9割増の45億円前後となったようだ」と報じており、決算発表を先取るかたちで前日まで連騰記録を伸ばしてきたことから材料出尽くし感が広がったようだ。

■戸田工業 <4100> 285円  +18 (+6.7%)   本日終値  東証1部 上昇率2位
 3日、戸田工 <4100> がドイツの化学大手BASFと日本におけるリチウムイオン電池用正極材の合弁事業に向けて協議を始めたと発表したことが買い材料。合弁会社はBASFが過半数の株式を保有し、ニッケル系正極材、マンガン系正極材、三元系正極材といったさまざまな正極材料の製造やマーケティング、販売を手掛ける予定。発表を受けて、リチウムイオン電池用正極材の競争力強化など、BASFとの合弁による相乗効果に期待する買いが向かった。

■N・フィールド <6077> 17,060円  +530 (+3.2%)   本日終値
 3日、Nフィールド <6077> [東証M]が4月30日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施すると発表したことが買い材料。最低投資金額が現在の5分の1に低下することから、株式流動性の向上と投資家層の拡大を期待する買いが向かった。

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